2018年07月10日

話題の文化盗用について

本日は少し前から欧米で、と言うよりアメリカで問題に成っている文化盗用に関しての考察となります。

日本人の目から見て「文化盗用」と言うと、どの様な行為と思いますか?

多くの日本人には、特許違反や技術盗用などと、区別がつかない可能性が有りますが、米国で叫ばれている文化盗用の例は、「アメリカ人の女性が和服を着用した」や「白人女性がチャイナ服を着用した」など行為を指しており、米国ではこれらの事を文化盗用と言う非難の対象とされています。

日本人の価値観から言えば、その国の文化を体験したり、気に入ったりして取り入れる様な行為が文化盗用に位置付けられている事に関して違和感を覚えます。

そもそも優れて魅力的な文化と言うモノは、「盗む」と言う定義に類する手法で伝えられるものでは無いと思います。無論、伝わる文化の中には、知識やライフスタイルやデザインと言うモノも有りますので、現代社会で特にデザインと言う観点で特許が関係するモノが有るかも知れません。ですが文化と言うモノは、基本的に利用料金を徴収したり隠すようなものでは無いので、自由な波及は批判されるべきものでは無いと思います。

また何を持って文化の盗用と定義しているのかの判断が付きません。

日本人以外の人が和服を着る事自体が日本の文化を盗用している事になるのでしょうか?

その様な事を言ったら「始まりの文明で服を作った人以外が衣服を作り着た場合盗用になる」と言うのと同じ事になるのでは無いでしょうか?

中には「いや違う!その場合は、衣服を作ってきただけで、どこかの文化色の強い衣服を作ったわけでは無いので問題ない」と言う人が居るかもしれませんが、「衣服を作り着る。と言う文化地域の人達の文化を盗用している」と言う解釈も成立する事も有ります。

そのため何を持って文化盗用なのか?文化盗用では無いのか?の定義がハッキリしていない現状では、気に食わない人が他国の文化に関するモノなどを使用していた場合、文化盗用のレッテル張りを行い留飲を下げる行為を行いう人が続出するのは仕方ないのかもしれません。


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では文化盗用と言われている事にどの様な種類が有るのでしょうか?

・他国の文化に憧れてマネする(結果的に貶める)

まず一つ目は、純粋に他国の文化に魅力を感じて"真似"をする場合です。最初に取り上げた様な服装の真似などがソレに当たります。しかし多くの場合、その文化の実態を学んだり理解して行っているわけでは無いので、おかしな物まねになっている事が多々あり、結果的にその句の文化を貶めている様な状況に成る事も有ります。

その例と言うわけでは有りませんが、似たような例として有名なのが、海外での日本料理店です。近年の和食ブームに乗って日本の事など知らない人が売り上げ目当てで日本料理店を開業し、日本人の目から見て訳の分からない"自称和食"を量産したと言う事例です。中には現地の人でもない上に、「日本人でさえ無い国の人が金儲けの為に偽の和食を、和食のふりをして提供する」実質上の詐欺行為に類する事が行われている事もあるようです。

前者の行為はタダの憧れや真似で済むと思いますが、後者の行為は文化盗用と言っても良いかも知れません。最も文化盗用と言うよりは、詐欺行為と言った方が良いかも知れません。しっかりと学んだ上で現地の人達の味覚に合う様に味付けや材料を調整するのであればいいのですが、イメージだけを利用して結果的に日本食のイメージを貶めてしまっては、海外進出しようとしている日本料理店の人に損害を与えているだけに成っているのでは無いでしょうか?

最もこの場合、海外進出しようとしている日本料理店の人が、現地の人に支持される料理を提供して、日本料理のイメージを向上させれば良いだけとは思いますが・・・


・他国の文化を本場に行って学び自国で広める
二つ目が、料理文化で日本人がよくやる「海外に料理を修行しに行き、日本に持ち帰り広める」と言う行為です。この場合、実際文化やその背後にある歴史なども学び、母国に文化を持ち帰り広めるので、「ただ真似るだけ」より遥かに情熱やリスペクトの精神に溢れており、文化発祥国の人から見ても、称賛するに値する行いと取られるようです。

やはり重要なのは、その文化に対する尊敬や敬意の精神を持つ事で、これが有るのと無いのとでは、同じ文化が伝わると言う事象でも全く違うモノであると人々は受け取るようです。

日本人の価値観から見ても日本の文化を海外に持ってゆくのであれば、より良い文化に仕立て上げる事を行ってくれれば、日本文化の評価の向上にも繋がりますので、日本のイメージアップによる恩恵を考慮に入れた場合、歓迎できる事では無いでしょうか。


・他国の文化をあたかも自国の文化であるかのように捏造し吹聴する
三つめが、文化発祥地域の人々から見て絶対に行ってほしくない事で、利益や何らかの理由で文化を貶めて世界に波及させたり、文化発祥の歴史の捏造を行う事です。

・・・分かるよね!

となりの国が行っている事です。敢えて隣と言うだけで、どこの国かの名称は言いませんが・・・

一つ目の日本料理の時でも書きましたが、自己の利益の為に文化のコピーを安易に行い、コピー文化の低クオリティのせいで「文化発祥地域の文化が大した事が無い」と勘違いされる事により、文化発祥地域の人達が商業的やイメージ的に損害を被る事が有ります。

更に他国の文化をうらやむあまり、文化盗用している国の人が、発祥国の文化を自国の文化であるかのように吹聴し、時にはその情報操作を行うに当たり文化発祥地域の国の歴史を貶める形で捏造する行為行う事も有ります。

正直この様な事を行っても実際に掘り起こされる歴史資料との間で辻褄が合わなくなり、捏造がバレる事により歴史や文化の捏造を推進する人たちの評価が落ちるだけなので、この様な事を行う事で最終的に利益を得れるとは思わない方が良いでしょう。

敢えてどこの国とは言いませんが・・・
(日本人なら分かるよね)


・デザインや技術の特許を許可なく使用し、あたかもオリジナルであるかのように広める
文化と「デザインや技術の特許」と違いは、"社会全体で構築した事"と"一個人や企業が研究した事"の違いとなります。

そのため文化の盗用と特許と盗用では、損害を被る人の規模が変わります。先ほど書いたように文化と言うモノは、社会全体に広く薄く行き渡っている為、たとえ盗用による損害が有っても、こちらも広く薄くになります。

逆に特許の盗用に関しては、特許を取得する過程での研究において、ある程度の人が関わっていると言っても、一部の人の努力と投資によって創造されています。そして、本来はそれらの人達に利益還元されるモノで、これを盗用し損害を与えた場合、文化盗用の様に広く薄く出は無く、投資した人や努力した人に損害が集中し、人によっては命や生活に係わる事も有ります。

また文化と言うモノは長い歴史によって構築されてモノで、既にある程度の利益を確保できている状況が作られているので、たとえ盗用されたとしても損害は限定的です。しかし特許盗用などは、社会に広がる前の将来を見据えた知識やデザインとして確立されているモノなので、盗用されると生み出すために努力した人が一切の利益還元自体が得られないと言った事態にも成り兼ねません。


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以上で文化盗用や特許の無断使用等に関する考察と成ります。

一応ブログ主の個人の見解で書いた事なので、ちゃうんやない?と思われる人も居るかもしれませんが、あくまでも主観に基づく考察なので大目に見てください。

本日はココまで!!



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