2018年11月11日

アメリカへの難民、メキシコまで来てる。どうなるの?


本日は、米国で行われた中間選挙と、同じく米国とメキシコ国境に殺到するであろう中米諸国からの難民に関しての考察となります。


★米国中間選挙にて共和党が下院にて民主党に惜敗
数日前に米国にて中間選挙が行われ、結果、現政権側である共和党が下院にて僅差で民主党に敗北しました。

ただし、上院では共和党が勝利し依然として勢力を保っていますし、州知事選では共和党からの当選者が前回より数を減らしましたが、全体ではいまだに民主党よりも多数を占めています。

結果を見れば、

共和党は、議席を減らしましたが、致命的と言うほどでは無い。

民主党は、議席を増やしはしたが、圧勝と言うほどでは無い。

議会では、上院下院で主を占める政党が違うので、コレによって米国議会に捻じれ現象が生じる事が決定された事になります。

唯一、共和党と民主党の双方にて共通の認識が出てきているのが、対外国の特に中国に対する認識で、中国が米国の覇権に挑戦する危険な存在であると言う点を自覚している様だと言う事です。

あれ程までに親中派と見なされる議員が多かった民主党でさえ、中国の諸外国に対しての植民地獲得政策とウイグル問題の事がクローズアップされてから、反中国の立場を表明する人が続出しています。

そのため共和党と民主党のバランスが、議会内で変わったとしても、対中対立政策は基本的に変わらないと思われます。

一応上でも捻じれ現象が起こる可能性を示唆しましたが、よくよく考えてら現時点でも米議会は捻じれ状態の様なモノで、トランプ大統領の大統領令連発で動かしている状況ですし、あまり変化は無く進む可能性も十分あります。


★ラテンアメリカから米国へ行く難民
現在南北アメリカ大陸において、中米初の難民が発生し、米国を目指して大移動しています。ですがこの中米初の難民には黒い噂が付きまとっています。

曰く、難民は用意されたバスを使ったり、資金援助を受けたりして、米国を目指している。

曰く、犯罪者が紛れ込んでおり、発砲事件が起きている。

等々の話が出てきています。

何方にせよ米国のトランプ大統領は、この難民集団を容易に米国の領内に入れさせない様にするために、軍隊を動員しメキシコ国境へと派遣しこれに対処する様です。

・何者かが資金援助をしている?

では資金援助をしているは如何なる人たちなのか?と言うと、人によっては「グローバリストの資本家だ!」若しくは「反トランプ支持者が政権に打撃を与えるため」とか、言われています。

ブログ主としては、それ以外の可能性である「第三国の支援」と「米国政府が裏から支援」と言うモノを挙げさせてもらいます。


・犯罪者が紛れ込んでいる?
犯罪者が紛れ込んでいると言う情報が出てきており、米メディアもそれを確認したと言われています。(何処からどこまでが真実なのかは分かりません)

もし真実ならば、その犯罪者(テロリスト)は如何なる目的で米国へ向かうのでしょう? 個人の勝手で米国に向かうのでしょうか? 何者かの意向を受けて米国入りするのでしょうか?


★「誰が難民を利用しているのか?」の考察

・第三国が米国を混乱に落とすための謀略か?
まず第一の可能性として、第三国が米国を混乱状態に陥れるために、難民の中に多くの支援者を紛れ込ませ、米国とメキシコ国境で混乱を起こす目的で、難民支援を行っている可能性です。

これは米国を敵視している居る可能性のある国が、容疑者として考えられます。例えば中国で、もし中国が難民支援をしているのであれば「米国が北米大陸内で陸軍リソースを投入し、海洋にて軍事リソースを振るいにくい状況に陥ってくれれば、経済的な負担が増し、中国と敵対するリソースを捻出しにくくなる」という目算を推察できます。

以前ウイグルでの弾圧問題において、米国が欧米諸国がイスラム原理主義テロリストを武装を許したまま退去させ、その勢力がアフガンに入った為に、その中東テロ勢力が中国国内のイスラム教徒と連動する形で、中国国内で武装蜂起を行われては困るために、中国政府が新疆ウイグルにおけるイスラム教徒への弾圧を強めた可能性を考察しました。

逆に今回は中国が、米国の軍事リソースをメキシコや米国内の混乱に費やさせるように仕向けた可能性も考慮して、この様な考察を載せました。


・米国の「メキシコを混乱させるため?」策略か?
第二の可能性が、米国が第一の可能性を考慮したために、テロリストなどの疑いのある行動を取る人物を難民の中に紛れ込ませ、国境を閉ざす正当性を作った可能性です。

つまり「混乱を煽り難民の危険性を大袈裟に叫ぶ事によって、米国内へ侵入しようとしている難民をメキシコに留めさせ、メキシコが難民対策により米国と事を構える余裕を無くす目的で行っている」と言うモノです。

本当に米国を混乱に陥れるのであれば、この様な危険分子の存在が難民の中に紛れ込んでいるなどと言う情報が出た時点で、難民を利用した、対米へのバランシング戦略が破綻する可能性が有ります。ですので米国がこのメキシコへ入った米国を目指す難民の集団が、第三国の意図によって演出されたモノであると認識した場合、メキシコで足止めする為の口実としてテロリストっぽい連中を紛れ込ませた可能性も十分あると思われます。

この考察の第三国に該当する国家は、中国とロシア、日本が挙げられ、ロシアと日本の可能性は低めです。一応メキシコも米国と歴史的に対立があるため、メキシコが主導し行っている可能性が無いわけでは有りませんが、自国を危険な状況に陥れるリスクが生じるため、可能性としては限りなく低いと思われます。


無論、これらの考察以外にも、ただの偶然である可能性も有ります。


★世界は、かつてのユダヤ難民を如何に遇したのか?

かつて、この様な難民が続出し周辺国を混乱に陥れる時代が有りました。ご存知第二次世界大戦時のナチスドイツによるユダヤ人迫害政策で発生した難民問題です。

学校の歴史では「ナチスドイツが悪い」で終了する事例なのですが、実際は、ナチスだけではなく、ドイツ占領地域でも、その国の国民が嬉々としてユダヤ人を迫害し、ユダヤ人難民をより多くの難民として放出する事に尽力を尽くした事例も有ります。

更にこの時、難民を受け入れていた近隣諸国でも、その難民の余りの人数の多さに不安を抱き、受け入れを拒否し迫害政策に舵を切る事が有ります。例えば奥州から離れた島である英国でも、多くの難民を載せた船を撃沈する、と言う苛烈な手段で受け入れ拒否を行いもしました。

現代の人権重視を叫ばれている国際社会で、同じような事件が起こる可能性は低いですが、受入国の国民に負担を掛ければかける程、移民難民を排斥する風潮は強くなり、受け入れ拒否を行う時期を見誤れば、内乱の原因にも成り兼ねないと思われます。

人権屋の発言が強い現代の国際社会では、非常に高い危険性かと考えられます。


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今回のこの件で米国何らかの北米規模の混乱に巻き込まれる様な事が起これば、軍事リソースを極東に向ける事が出来なくなります。そうなれば、動けない米軍を見て中国が何らかの動きを行う可能性も有ると思われます。例えば尖閣諸島への侵攻を掛けるとかの行動です。

最もその様な事が起これば、日本と中国の間は完全に破綻するため、日中間を無理に良くしようと言う機運も無くなると思います。中国の労働者を無理に日本に入れる様な、低賃金政策を日本国内で持続させる事も行いづらくなりますので、日本の労働者にとってはバタフライ現象でプラスに働く可能性も有ります。(断言は致しかねますが・・・)

今回の記事は、あくまでもブログ主の想像と考察に過ぎませんので、この様に物事が進まない可能性も十分あります。それを前提の上で読んでください。

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