2018年01月

2018年01月22日

日本の少子化問題に関するシリーズの最後は、遺伝子に関する事です。正確には遺伝子鑑定に関する記事となります。

遺伝子鑑定と言えばどの様な事を思い増しますでしょうか?



-----------------

★婚姻は遺伝子の継承が究極の目的

これを否定する人は、基本的にいないと思われます。中には「イヤ違う!セックスすれば子孫は残せる。結婚は子孫を育てるための効率化のために行う事だ!」と言う人も居るかもしれません。

初っ端から前回の結婚の本質で書いた事を否定するかの方な事を書いているが、本質の部分で書いた事は、あくまでもその一面もあると言っているだけです。


そもそも人は結婚したいから結婚するのか?

子供を作りたいから結婚するのか?


いや違う!(違わない人も居るかもしれないが・・・)

人は、結婚して、子供を作り、この世の続く限り遺伝子を残したいから結婚するのだ。

これ等の過程のどれか一つの為だけに結婚するわけでは無い。

子作りも、共同生活も、その全てが内包した事を行いたいから結婚するのだ。


・・・と、少しかっこいい事を言ってみた。
(これはブログ主の妄想です。この辺の文は本気にしないでください)


★遺伝子鑑定はした方が良い

前回取り上げた「浮気で出来た子供の問題」や「托卵」等の男女双方から見て恐ろしい事件が時々世間で、特にネット界隈で問題になっている。

そしてその都度話題に上げられるのは、遺伝子鑑定である。遺伝子鑑定とは俗に言う生物の設計図であるデオキシリボ核酸を分析して、「どの様な生物なのか?の分析」や「親子関係の確認」を行える先進技術の事である。

そして遺伝子鑑定などと言う技術が世に広まってしまったがために、自分の子供では無い赤の他人の子供を生涯をかけて育てさせられて、労働力の実を奪われて自分の血筋を死滅させてしまった男性の話も語られるようになった。同時に浮気などしていないにもかかわらず、自分の事を信じてくれない夫に愛想を尽かして離婚話に発展してしまう妻の話も耳にするようになった。

これらの問題で、現在は家族間の同意が無いと親子関係の遺伝子鑑定自体は出来ない法体系になってしまって居るが・・・

ブログ主は、遺伝子鑑定における男女の認識の違いの問題が、有る程度の少子化に貢献しているのでは無いだろうかと考えています。

この様な時代になってしまったのであれば、その時代に合った法律や価値観を持たなくてはならないと考えられます。

と言うよりは、むしろ今の時代は、遺伝子鑑定等で遺伝子病なども有る程度わかる様になっているので、義務化してしまった方が、混乱が少なくなっていいのかもしれません。



・女性は弱者では無い強者だ!

 「生まれた赤子は自分の血を分けた子供である」と言う確信が持てるかどうかの"自信"と言う観点から見た場合、女性は間違いなく男性より遥かに強者である。そして遺伝子鑑定と言うモノが現在の法律において、男性より女性に圧倒的に有利に働いている事が、男性の人達が不満を覚える原因の一つでは無いかと思われる。

強者である女性側が、弱者である男性に対して、法律の権威を笠に着て「自分の子供を残せていないかも知れない」と不安に陥っている男性を精神的に磨り潰してしまっている事が、婚姻を躊躇させてしまう原因の一つでは無いか?と考えられる。



・夫の「子供の遺伝子鑑定」の要求は、妻を疑っている為か?信じたいが為か?

「子供の遺伝子鑑定を要求するなんて、私を信じていない証拠ね!貴方とは離婚よ!!」等と言って、男性の不安を一刀両断にして自身の我だけを通そうとする奥方も居るようですが、余程特殊な事情が無い限り女性の方々は、自分の子供である事は確信できるのだから当然の態度と言えます。

ですが男性にとっては自分の子供であると言う確証は、必ずしも有るわけでは有りません。

立場を逆にして考えてみてください。突如旦那の浮気相手を名乗る女性が現れて、連れている子供が「自分の旦那と浮気相手の子供」だと言われたら遺伝子鑑定を行おうとするでしょう。そんな時に旦那さんから「俺は浮気なんてしていない、遺伝子鑑定なんてしたら離婚だ!」とか言われたらどうします。

この場合は、妻の方が夫と浮気相手かも知れない女性の連れている子供が「夫との子供かどうかが分からない」情報弱者の位置にいるはずです。この様に、妻の方が逆に浮気かどうかを確認する為の情報弱者の立場に追い込まれた場合の事を考えたら、妻と夫の間に生まれた子の遺伝子を鑑定してみたいと言う欲求を旦那さんが持つのはある程度は致し方ない事だと思えるのでは無いでしょうか?



・遺伝子鑑定をしないリスクを考えろ

この問いは、女性の内面では無く、男性の立場に立った遺伝子鑑定をしないリスクを考えたものである。

もし夫が、妻の産んだ子が自分に似ておらず、自分の血を受け継いだ子供では無いかも知れないと不安に駆られたら、夫婦間問題や家族間の関係は、どの様になってしまうのだろう。

もしかしたら自分の血を受け継いでいないかも知れない子供に対して、愛情を失ってしまうかもしれない。それが進み過ぎて家族内での暴力や、夫の失踪に繋がるリスクが出てしまうかもしれない。

生物としての子孫を残すと言う本能の視点から考えた場合、この男性たちが抱いてしまう不安や不信は致し方ないと考えられます。こればかりは自分で子供を産んで、100%自分の子供であると確信が持てる女性には分からないと思います。

夫婦と言う関係は、基本的に今まで一緒に暮らしてこなかった男女が、結婚と言う儀式を通して、互いの事を理解しつつ、一つの"家"を形成してゆく事が、夫婦になると言う事であると言えます。そこで重要なのは、目に見えない信頼関係だけでは無く、目に見える情報を互いに提示する事によって、誤解のない様な関係を築き上げる事だと考えられます。

最も大切な事は、夫婦が共に人間として生き、安定して子孫を残せる状況が作り上げられているかどうかかと思われます。夫婦の間で心の中まで読心し、身体を構成する細胞の数までわかる神様の様な叡智の持ち主で無い限り、相手の事が分からないのを前提にしたうえで、なお相手の立場に立った上での行動を取るべきです。

決して相手を侮辱する為の行動では無い事を伝えた上で、互いの誤解部分を一つ一つ消し去ってゆく事かと思われます。(これはブログ主の主観です)


------------------

これにて日本の少子化問題に関する考察を終わりにしたいと思います。この駄文を読んだおかげで、結婚に関するヒントを得たと言う方も居るかもしれませんし、逆に破綻したと言う人も居るかもしれません。何にせよ、ブログ主にはどうでも良い事なので一切の責任は持ちません。

ただネットで情報集めをしても、恐らく女性と思われる方々が書いた文で、男性の不安を解く意味での遺伝子鑑定は、夫婦間の不信を解くためにも、また逃がさない為(ガクブル!)に、行った上げるべきだと言う発言が多くありました。ただしその場合にも、最初から疑うのではなく夫婦間の団結を確かめるための儀式の一つとしての遺伝子鑑定を強調し、最初から、あからさまに奥さんを疑っている態度を取らない事が前提となっているようです。

あとこちらに書かれている事は、結婚や恋愛さえしたことの無い(する気も持てない)ブログ主が書いた事です。ぶっちゃけ只の妄想である可能性も有りますので眉唾で読んでおいてください。


本日はココまで!

------------
★日本の少子化シリーズ
 ≪-1-経済問題と社会問題≫
 ≪-2-男女間の不信情報≫
 ≪-3-男の浮気と女の托卵≫
 ≪-4-遺伝子鑑定≫
-----------

面白かったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

人気ブログランキング

nh01ai33 at 08:00社会哲学

2018年01月20日

日本の少子化を考えてみるシリーズ三回目は、男の浮気と女性の托卵の問題の事に関してです。

男女間の価値観の違いを取り上げた前回の続きです。

題名に浮気だとか托卵だとか物騒な事が書いていますが、生存戦略の事を書かせてもらっています。気軽に読んでね!


-------------------

★生まれてくる子供が夫の子供では無いかも?夫に浮気されているかも?

男女が結婚するうえで破局の最大の原因になると思われるのが、この浮気問題と思われる。

生命の存在域の最大のモノが、この「子孫を残す」事であると考えると、浮気での子作りが「夫婦間での子孫繁栄」の目的から外れていると言えます。(あくまで夫婦間)

男性の浮気で作られた子供が居たら、親権問題から、負担が夫婦に押し付けられる可能性があるため、関係の無い妻が夫の所得の再配分を受け取ることが難しくなり、我が子の教育や生存に使用できる資本が減るため、家庭の生存の観点から見た場合には非常に危険である。

最も浮気した男性の親権の放棄や、浮気してできた子供に対する責任の放棄をした場合は話が別だ・・・

これに関しては、子供を作らないのを前提とした性行為を、浮気相手と確認を取った上でしていた場合は、少なくとも浮気してできた子供の親権に関しては、情状酌量の余地も有るのかもしれません。(これは人それぞれの価値観の問題ですので、これ以上語る気は有りません)


逆に女性の浮気で出来た子供を、俗に言う「托卵」と言われる血の繋がらない夫に育てさせる行為は、男性の浮気より倫理的に更に危険かつ不味い行為となります。何故ならば夫と成っている男性から見たら自分の血を受け継いでいる子孫かどうかが分からないからだ。

浮気してできた子供は、基本的に浮気した者同士が責任をもって育てるのが筋と思われる。ですが日本の場合は、婚姻時に生まれた子供は、基本的に夫の嫡出子であると見なす法律が有ります。自分の血を受け継いでいない、妻の浮気相手の子供であっても自分の子供として、浮気相手からの賠償金が取れなければ、自分が働いて稼いだ給料で養わなければなりません。

そのため最悪自分の子供を残せないばかりか、他人の血筋を残すために、自分の人生を捧げなくてはならない状況となってしまいます。これは生物界における「自己の遺伝子を伝える」と言う目的に真っ向から反しています。

とは言いましても、この様な事があれば、道義的に浮気された側の負担にならない様に、話し合いで解決し、法律を盾に浮気された人の人生を使い潰す様な対応をする事は滅多に無いと思われます。(完全な想像ですが・・・)


まあ、最終的に夫の浮気でも妻の浮気でも、家庭のリソースが混乱の内に浪費させられるのは同じ事なので、どちらにしても称賛される様な事では無いでしょう。


最後に、浮気による子作りと言っても、ここに上げたモノは一例で、こんがらがった浮気事情も有りますので、一概にここで上げたモノが真理として通用するわけでは有りません。(浮気と言ってもそれぞれですからね。鵜呑みにはしないでね)

この辺りの問題は、次回にも続きます。



★浮気って悪い事なの?

悪いことかどうかは確定できません。間違いなく人類が文明を築く以前からあったであろう、本能に根差した風習の様なモノでしょうから。

しかし人類が文明を持つ以前からあり、「人類の多様性を確立する為にも必要な行為であるかもしれない」と言っても、ここまで文明が発達して、法整備は確立され、産業や役割の分業化が進んだ現在には、人類種が生きる上では浮気が悪の定義に入る様になるかもしれません。

ブログ主は「浮気自体が悪だ」と言うより、浮気で子供をこしらえてしまう事が、文明と法律を作った生物である人間の視点から見たら危険な行為になってしまったと考えています。

考えてみてください、子供を作る行為事態は、生物学的に子孫繁栄に当たる生存戦略であるため決して悪では無いはずです。人類以外の他の生物が、その様な行為を行ったところで、人間には「人間以外の生命の生存戦略だ」以外には考えられないでしょう。ですが今は人間が行った場合は悪行であると考えられています。


なぜ人間には許されざる行い認識されるようになったのでしょうか。


それは、文明を作り仕事の分業化をして、社会生活を営み、労働と信用によって稼いだお金を使用して、子孫を後世に残すと言う生き方をしなければ成らなくなった人類種には、「浮気」と言う行為が、信用と生活の破壊に繋がる行為になってしまい、これを悪であると認識せざるを得なくなったのでは無いでしょうか?

まあ、この辺りの受け取り方は人によって様々で、別に本気でなければ浮気しても良いと言う人も居れば、夫がほかの女性に目を奪われるだけで、機嫌を損ねる奥さんも居たりします。本当に人それぞれですね。


★婚姻、出産、子育ての本質

婚姻の目的の一つに、子孫を生み育てるための「リソース管理を効率的に行う体制を作るための儀式である」と言う側面がある。

出産とは、家庭を持った夫婦が、自分達の遺伝子を受け次ぐ自分達が生きた証を残す行為である。

子育てとは、自分の子孫が社会に進出しても生きて行ける様になるための教育を行うと言う行為である。

------------------

今回の男の浮気と女性の托卵に関しての考察は、当然の事ながらブログ主の主観的な価値観で書いた事です。この考えに関して、「自分は全く違く考えを持っていますよ」と言う考えを持っている人も当然いると思います。(恋愛観や浮気に関しての考えも人それぞれですので・・・)


本日はココまでで、次回の遺伝子関係の記事で、日本の少子化シリーズ問題に関する記事は終了にしようと思います。

------------
★日本の少子化シリーズ
 ≪-1-経済問題と社会問題≫
 ≪-2-男女間の不信情報≫
 ≪-3-男の浮気と女の托卵≫
 ≪-4-遺伝子鑑定≫
-----------

面白かったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

人気ブログランキング

nh01ai33 at 09:00社会哲学

2018年01月19日

日本の少子化「第一回の経済問題と社会問題」に続く、第二段は

「男女間の不信情報」、つまり性別による意識の違いの観点から、考察しようかと思います。


--------------------

★世間で聞かれる、異性関係を発展させるに躊躇する不信情報

ここからは恋愛や結婚等をためらわせる様な世の中の風潮に関して一言書かせていただきます。


・デートで割り勘する男性は経済力が無い

最近では、割り勘だとか、奢りだとかで、問題に成る様な事自体が少なくなってきたが、筆者が若い頃(今現在年老いたとは思っていないが・・・)は、デートや異性同士での食事をしたときは女性に対して奢るのが一般的な様な社会的な風潮があり、その様な経済的な支出が出来ない男性を、まるで人間失格であるかのように叩く風潮があった。

タダでさえ景気が悪く就職氷河期などと言う言葉が定着していたのに、この様な「男性叩きをして解決させようとしている」としか思えない風潮が蔓延すれば、男性が子孫を残す戦略としてだけでは無く、それ以前の己の生き残るための生存戦略として、恋愛や結婚からの逃避と言う行動を取るのはやむを得ない事ではなかろうか。

現在考えれば愚かな風潮である。結婚を前提とした相手探しのデートや合コンなどで、相手の経済力を見るためと言う目的で「奢らせるのが当たり前」と言う風潮を生み出すのは、男女間を離間させる効力しかないように思える。

何故ならば、真に結婚目的であるのならば、割り勘だとか奢りだとかを論ずること自体に意味が無いためだ。

考えても見てほしい、共に100万円の資産を持つ男女が居たとしよう。
例えばデートで"男女が共に2万円筒支払った"としよう。これは俗に言う割り勘の事だ。
そして、もう一つの可能性として、"男性だけが4万円支払った"としよう。こちらは奢りだ。

これを"結婚まで"を目的とした場合は、男性に奢らせた女性が、あたかも得したかのような印象を受けるのだが、結婚した瞬間に両者の資産が統合されて、196万円の資産になるのである。(一応結婚前に稼いだ資産は、それぞれの固有の資産であるのだが、基本的に離婚目的で結婚する事は無いため資産の統合をさせてもらった)

では結婚しなかった場合はどうなるのかと言うと、当然割り勘での支払いをした場合は、男女両者の資産は共に「98万円」となる。そして唯一男性が奢って結婚しなかった場合にのみ、「女性の資産100万円」、「男性の資産96万円」になるのである。

つまりデートや結婚前提のお付き合いにおける"奢り"と言う行為は、結婚しない場合にのみ奢らせた方の利益になる。ハッキリ言って結婚と言う撒餌を見せる事によって、奢らせる方が、奢らせられる方を食い物にするだけの「所得移転行為」なのである。

この事を考慮すれば、婚活パーティーなどで需要と供給の差のせいで、異性が多くの金額を払ってくれるシステムでの参加が目当てで、お気に入りの異性が見つかったからと言っても、結婚してしまえば、彼ら彼女らが支払った支出の負担を、結婚後に被らなくては成らないので、あまり意味の無いお得感と言えるでしょう。(結婚せずに飲み食いしたいだけで有るのならば話は別ですが)

この様に安い料金で参加できて、相手に金銭の支出をさせる事によって出会いの場に参加する人たちは、全員とは言いませんが本気で婚活を行おうとしているかどうかが分からない人達である、と言うのを前提で会話した方が良いと思います。

ブログ主が思うに、男女格差をつけて参加費を集めるぐらいならば、男女ともに同等かつ高めの値段設定にして、本当に婚活しようとしている人だけを集めるべきだと思います。当然参加費を全て会社側がボッシュートするのではなく、サプライズで返済するなどのサービス(ワザと真の需要を炙り出すために必要以上の高い料金設定にする)を行うなどの事も必要でしょう。


・女性からプレゼントを貰ったら三倍返し

働いていた時に、バレンタインで本命チョコを貰ってさ・・・

好きでもないし結婚する気もなかったブログ主は、礼儀として御返しの高級チョコを購入して、好きでもない女性に渡したことがあったよ・・・

いったい「三倍返ししない男は人間の屑」みたいな事を言い出したのは、何処のどいつなのか?

「変な噂を立てられたくない」と強迫観念を持たされた男性からしたら、負担にしかならない。恐らく、この様な事を言い始めた人は、商業目的で流布させたのだろうが、これら男性の負担を無視した情報を流す事によって、逆に異性間での不義のタネを撒く事になってしまい、男性から見た「女性の厚かましさの"創造"」となり、恋愛前の男女関係の破綻を促進した事に気づいているのだろうか?

結果的に一方的に男性にプレゼントを送り込み、男性側の資産を破壊する爆弾の誕生となる。(全ての男性がその様に思っているわけでは無いと思います。ここに書いているのは、あくまでもブログ主の主観です)



・家族を養えない男とは、娘を結婚させない

少子化が始まった頃の婚姻に関して、その様な価値観がまかり通っていました。この様な価値観を持つ世代の人達は、高度経済成長や安定成長期に社会に出て働き始めた世代で、残念ながら現在の婚姻の価値観に合わない世代の人達だと言わざるを得ません。

これは彼ら彼女らが生きて来た社会がその様な経済状況だったのだから、その件に関して批判をするのはお門違いと思いますが。社会や若者の意識が昔とは変わったと言うとこを認識できずに、自分達と同じ考えでなくては成らないと考えているのであれば、その価値観を押し付けられる若者達にとっては、押し付けられた理想と現実の間で、磨り潰され摩耗してしまうでしょう。

高度経済成長期の「専業主婦」と言う存在が世界的に異常すぎるだけで、世界では夫婦が共に支え合うのが当たり前です。(専業主婦が家族を支えていないと言う意味では有りません。紛らわしくて済まん!)

バブル崩壊後の低賃金奴隷労働時代になっても、夫が主婦を支えるのが当たり前と言う風潮が日本国内で強調されていたため、負担を恐れた男性が結婚から遠ざかる選択をしたと考えるのが妥当であると思える。

そもそも昔の人達は、結婚が幸せに成るための契約儀式だとは考えてなどいない。昔は結婚する時は「共に苦労をしてください」と言って結婚したモノであると言われている。結婚とは苦労を分かち合うモノなのである。(昔の女性は家で内職をして、男性以上にバリバリ稼いでいた女性も居たと言われています)

結婚の真の目的は子孫を残す事である。と言う事を前提に考えれば「養うのはあくまでも我が子」であり妻では無い。それを考えれば妻を幸せは二の次で、運が良ければ幸せになれるかもね? と言うぐらいのものとして考えておいた方が良いだろう。




-------------------

今回は、男女間の異性に対する求めるモノの違いと、目的の違いによる対応の違いによる誤認に関して書かせてもらいました。他にも痴漢問題も書こうかと思いましたが、少子化問題とは若干ニャンスが違うと思い止めました。

次回三回目は、結婚後の「男の浮気と女の托卵」に関してです。タイトルで誤解してほしくないのは、男女のどちらが悪いかと言う話では無く、生物としての生存戦略の点から、いかにして情報の透明性を作り、根源から夫婦間の問題を考えればいいのかを考察しようと言うだけです。

では、続きは次回!!

------------
★日本の少子化シリーズ
 ≪-1-経済問題と社会問題≫
 ≪-2-男女間の不信情報≫
 ≪-3-男の浮気と女の托卵≫
 ≪-4-遺伝子鑑定≫
-----------


面白かったらポチっ!

とリンクをクリックしてね♪

    ↓


国際政治・外交ランキング

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村


nh01ai33 at 08:00社会哲学

2018年01月17日


今回から4回に渡り日本は少子化なのと言う疑問に、糞まじめ且つ哲学的に考察してみます。


「何で日本は少子化しているの?」と言う疑問が有り、様々な観点から色々な意見が出ている。

曰く、男性が弱くなったから?
曰く、女性に魅力が無くなったから?
曰く、子供を養う余裕がなくなったから?
曰く、男性が二次元に傾向したから?
曰く、女性がガメツイから?
曰く、そもそも結婚していないから?

多くの意見が出ているが、そのどれもが正解であるように思えるし、間違いであるようにも思える。

本日は、それらの要素をブログ主の一方的な主観によって考察してみようと思います。


★経済的視点

・労働と所得の反比例

 1990年以降のバブル崩壊以後、企業が人件費削減等に走った事と、経済のグローバル化による低賃金競争に拍車がかかった事で、働く時間が長期化したにもかかわらず給料が上昇しなかったため、国民の生活が苦しくなった。そのため自分一人を養うだけで精いっぱいとなった人々が、生存の為に結婚をあきらめる様になった。


・日本国政府がスタグフレーション政策をしている

①橋本内閣の時の消費税増税⇒小渕内閣の時の増税による緊縮を下回る中途半端な財政出動⇒森政権の時の緊縮政策(1997年~2001年)

②小泉内閣初期の超緊縮政策から⇒中期の財政出動と通貨安維持政策⇒後期の通貨安維持したまま緊縮政策(2001年~2006年)

③麻生内閣の時のフィナンシャルクライシスの景気対策⇒民主党政権の時の大緊縮政策(2008年~2012年)

④安倍第二次政権の大規模財政出動&金融緩和⇒消費税増税&財政支出切り詰め(2013年~2018年現在)

この様に日本の経済政策は、「増税した後に、増税分を覆い隠すほどの景気対策は行わない」事と「通貨安覚悟の景気対策をしても、その対策効果を腰折れさせる増税」を行う事によって、物価高所得安のスタグフレーションに追い込む等の、国民生活を破壊政策を行っている。
 

・先進国だから教育費の上昇により産み育てる子供の数が減った。

教育を受けていなくても出来る簡単な作業は、クローバル化と消費税増税の波に乗り海外に移転し、超低賃金労働の仕事と高度な技術を必要する仕事が国内に残るも、企業側が人材育成を行わない様になり、家庭や自己でスキルの取得等を行わなくなったため、教育費が高騰による人材育成費用の捻出が出来ない家庭は出産をあきらめたりした。


★社会的な視点

・所得が少なくなったので、家族が出来ても養えない
 上記の経済的影響で所得が少なるなれば、結婚しても家族を養えないので、結婚自体を諦める人が出てきてもおかしくは無いため、少子化の最大の原因と思われる。


・恋愛や結婚以外に費やす費用が増えたから
 戦後のベビーブームの時は、戦場から帰ってきた兵士たちも娯楽が無いため、子供を作る以外にやる事が無く、それによってベビーブームが起こったと考えられる。

現在は、日本初とも言える多くの娯楽が世界に巻き散らかされており、世界的にも定評がある。そしてその様なコンテンツの溢れる日本で暮らしている事を考えれば、結婚や子作り以外にも生きるためのリソースを費やしてしまう環境が整えられているため、自己の趣味に生きてしまう人達が有る程度出現したとしても致し方ないと考えられます。


・女性の社会進出が進んだから
 アベノミクスの効果で女性の社会進出が進んだと言うよりも、財政出動と消費税増税によって社会に出て働かなければ生きて行けない様な物価高と所得安に追いやったため、社会進出せざるを得なかっただけかと考えられる。これによって労働市場に低賃金労働者が流入したため賃金上昇に歯止めがかかり、手取りの上昇が遠のいた
当然生活が苦しくなり、子供を作る暇や余裕が減ったため少子化となる。


★性差の視点

・男性の所得が少なくなった

男性の所得が低くなったと言うのは、基本的にあり得ない事である。正確には特定世代の人達の所得が極端に落ち込んでしまったと言った方が正しいだろう。

この世代(ロスジェネ)は、男性だけでは無く女性の所得も低いと思われる。それが表に出にくいのは、この世代より前の世代の人達の価値観が、妻は夫が養うモノであると言う固定観念が有るためである。

基本的に女性は全世代に置いて男性より所得が低くなってしまうが、結婚したら仕事から引退したり一時的に家庭に入るため、問題視される頻度が低いと言うだけの事である。


・男性の魅力が少なくなった

 ある意味正しいのかもしれない。但し、物事の一面だけを見た場合の事では有るが・・・
逆の考えも有る。男性が自信を魅力的に見せてでも口説き落とすに足る魅力的な女性が居なくなったから。と言う解釈も成り立つので、この件に関して男性だけを叩くのは意味が無いと思います。

要は、所得と生存戦略を考慮に入れて、自分の所得では家族を養えず最終的に「一家心中するかしかない」と考えて、それによりいちいち結婚したくないと思えば、女性を引き付けるための努力などするわけが無いのである。


・晩婚化で子供を産みにくくなったから

 若い世代の生活が不安定になったため、生活が安定するまで出産を後回しにする時代になり、高齢出産の弊害から妊娠や着床確率等の出産に関わる弊害が出てきてしまい少子化の原因と成っている。


・子育てし難い社会になったため

 本当は子育て自体は簡単に成っている筈なのである。当然である、医療技術や子育て用品が安価で手に入れる様になっているのだから。
これは子育て自体が難しくなったと言うよりも、安価でサービスが受けれる以上に、子育てを行う為の前提の環境が厳しくなったためだと思われる。

簡単に例を挙げれば、

①昔は、子育ての経験のある家族や親戚が子守を手伝ってくれた。

 ⇒現在は、核家族化が進み、夫婦だけで子育てをしなければ成らないため一人当たりの負担が増えた。

②昔は、生活が朝起きて夜寝る等の単純な生活だった。

 ⇒現在は、生活スタイルが二十四時間が労働時間に充てられるようになり、労働時間も多くなったため、周囲の人達も子育てを手伝う余力が少なくなった。

 ⇒昔は夜勤で働く人などほとんど居ませんでした。現在は二十四時間労働です。夜勤明けで睡眠がしたい人が、子供たちの騒ぎ声や泣き声で睡眠が妨げられてしまいます。生活や健康に害が及んでしまう場合、そのような抗議の声が出てきても、その声を安易に批判する事はし難いと思われます。(子供の方を優先すると言う場合は、逆にそれ以外の人の命を無視しようとしていると、誤解を受けかねませんので・・・)

③昔に比べると人の流動が活発になったため、周囲に住む人たちとのコミュニケーションが少なくなり、子育てをサポートしてくれる人が少なくなった。


これ等の事が、子育てを難しくしている原因の一つ一つと成っていると思われる。これら以外にも少子化を進めている原因があると思うが、無知なブログ主では直ぐには思い浮かびそうにありません。


------------------

以上が経済的な視点と社会的な視点から見たで、少子化の問題です。

これ以外にも、男女間の価値観の違いや、未来に子孫を残そうとする生物の生存本能と言う視点からも考察しようと思います。

一応、全4回となります。


------------
★日本の少子化シリーズ
 ≪-1-経済問題と社会問題≫
 ≪-2-男女間の不信情報≫
 ≪-3-男の浮気と女の托卵≫
 ≪-4-遺伝子鑑定≫
-----------

面白かったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

人気ブログランキング

nh01ai33 at 08:00社会経済

2018年01月15日

今回は"技術力を利用して技術圏に影響を与えるか"を考察しようと思います。これは以前のエネルギー問題で、少しだけ記事にしたことです。


最も、技術圏と言う言葉を聞いて「???」と思われる方も居られるかもしれません。まずはその技術圏について説明しましょう。


★技術圏とは?

いきなり技術圏等と聞いても混乱するだけなので、聞いたような言葉を例に出して簡単に説明しましょう。

例:生存圏
⇒生物や国家が自給自足を行うのに必要な、支配が及ぶ領域を指す。
簡単に言えばテリトリー=支配領域

例:大気圏
⇒惑星を含む天体を覆う大気が、大気として存続する事の出来ている領域を指す。

例として取り上げたが、大気圏が大気が存在する領域を指している事に対して、生存圏は「一個の生物」や「国家」が自主独立の生存をする上で影響を及ぼす領域に関するモノを指している。


では技術圏とは何なのだろうか?


「技術圏」とは、全ての技術及び、一つ一つの技術が影響を及ぼすであろう、生活や思考を含む全ての概念的領域を含む領域を指す。(・・・とブログ主は考えています)

例として、
「狩猟から農耕革命等」の技術的革新が起こると、土地に縛られ難い生活から、土地に縛られやすい生活を営まれる様になる。

例として、
電子演算機などが出来たら、計算をコンピュータに任せる様になり、人間が自分で計算するの能力が衰えてしまう様になる。

例として、
特殊素材を精製し流通させる事に成功したら、その特殊素材を原料に使用している製品すべてと、その特殊素材を使用している製品を利用しているすべての人達に影響を及ぼす。その特殊素材を精製する技術を持った企業や国家は、特殊素材を利用している全ての人達にや国家に影響を与えることが出来る。


★技術流出を恐れるな!

日本では途上国などの技術特許を守らない国々に対して不満をぶつける人達が多々いるが、上記の技術圏の事を考えた場合、必ずしも国家の大計を狂わせる様な状況では無いと考慮する事も出来る。

まず第一に完成品の技術特許の盗用に関してだが、完成品を組立てる"だけ"の技術に関しては、たとえ盗用されたとしても、その完成品を作るにあたって使用される他の技術を流出させて居なければ、付加価値の低い組立て部分を押し付けただけの事であると考えることが出来るので、悲観的に成る様な事では無い。

また技術を盗用させる事によって利益を与え続ければ、ソレに胡坐をかいて自分達が技術を開発する、と言うノウハウを学ぶ能力を得ることが出来ないので、技術盗用や無断制作と言う行為が、必ずしも会社や国家の利益になるわけではない。特に途上国から先進国に脱皮するに当たり、致命的ともいえる弱点となる可能性がある。



★大企業はワザと潰せ?

この様な事を書かれても混乱するかもしれない。

海外に工場を保有する大企業は、日本との間で技術や部品などとサプライチェーンを保有している。

そのため大企業が経営危機に陥り、海外工場を出先の国などに差し押さえされたり買収されてとしても、日本から高性能機器や中小企業の治めている部品を輸入しなくてはならず、日本の技術等に従属せざる得ない状況に追いやられてしまう。

そのため多少の冤罪を着せてでも大企業の力をそぎ落とし、付加価値の低い資産を手放させ外資に売り渡すと言う政策が、国益となる可能性も考慮した方が良い。



★技術開発費を削る政府の政策はヤバい!

現在一番ヤバい政策が、財務省主導のプライマリーバランス黒字化目標と言えます。

これのせいで技術開発予算が削られて新技術の開発力が低下して、上記に上げたサプライチェーンによる産業構造の制御戦略に不備が出てくる可能背が有るのです。



★日本は意外と上手くやっている!?

……かも知れない、と考える事も出来ます。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、現在日本政府が技術開発予算を無理やり削減し問題に成っている事も、もしかしたら予算を絞る行為は、反発を期待し奮起させる為の行動である可能性か、もしくは真に大切な研究にのみ研究リソースを集中させる目的で行っている可能性も有るからです。

政治と言うモノは、行っている政策をそのままの意味でとらえてしまうと、本質が見えなくなります。もしかしたらパラドキシカルロジック(逆説的論理)による反撃を期待して、敢えてこの様な愚政を行っているのかもしれません。

本当に大切な研究ならば、命がけで、自分達で研究費を調達して見せろ。と言う感じのね……幸い研究費の調達方法ならば、現在は色々な方法が有りますからね。


★技術立国は、技術圏を制すればよいのか?

あえて技術を手放し、もしくは盗ませ、相手に盗ませた技術を使わせることによって相手の技術開発能力を制限することも戦略として有効である。

また大企業を潰して海外拠点を外資に渡したとしても、そこに部品や技術を導入する中小企業が生き残ればサプライチェーンの支配は可能である。

そしてこれらの工業能力を制御する事に成功すれば、その国の貿易やエネルギー消費なども制御することが出来る様になるかもしれませんし、特に投資などの資本の輸出とセットで行えば、その国の産業構造や通貨価値なども支配する事も不可能では無いかも知れません。

以前にも記事にしましたが消費税もそのための布石であると考えることが出来ます。


----------------------

以上で、技術立国を豪語している日本の技術戦略の可能性の考察を終了させてもらいます。

ブログ主は、日本国がその様な事を行っているかどうかまでは完全には分かりませんが、可能性がゼロでは無いと言うのを前提に、大企業の不正や倒産などのニュースを見る事にしています。

皆さんはどうなのでしょう?


本日はココまで!!



面白かったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

人気ブログランキング

nh01ai33 at 08:00戦略哲学
プロフィール
ブログ主:無責任野郎
職業:今、無職

参考にした文献の著者
およびチャンネル、ブログなど

≪チャンネル≫
 地上波テレビ
 チャンネルグランドストラテジー
 THE STANDARD JOURNAL2
   アメリカ通信
 チャンネル桜
 虎ノ門ニュース(DHCシアター)
 国際政治チャンネル

≪経済評論家≫
 三橋貴明 氏
 藤井聡 氏
 上念司 氏
 渡邉哲也 氏

≪戦略家≫
 エドワード・ルトワック 氏
 孫子(兵法書)

・コメント欄について
 閲覧者様方のコメント入力フォームを削除させていただきました。
ランキング

国際政治・外交ランキング

ためになったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村
記事検索
  • ライブドアブログ