2020年03月07日

政治家の親中姿勢にキレる保守

今回は、日本国政府の親中姿勢に対して、保守言論人と呼ばれている人達から批判が出ている事に関しての考察となります。

さて今年に入り新型コロナウイルス問題で混乱している世界ですが、その原因になっている中国に対し、なぜか日本政治家や財界の態度が寛容すぎる様な状況に成っており、この事が反中的な心情を持つ人たちから批判が巻き起こる原因ともなっています。


例えば、コロナウイルスでマスクや防護服が足りない状況に成りつつある中国に対して、都道府県が確保しているマスク・防護服等を援助目的であげてしまう。


例えば、主要国が中国からの渡航者の受け入れを強権を持って制限し始めているご時世に、日本は中国政府からの「問題を大事にしないで欲しい」と言う要請を受けて主要国ほど徹底した貿易目的の渡航管理を行わず、国民の不安意識を煽ってしまった。

にも拘らず、それ以上の中国人の訪日制限を行わずに、国内での「国民の自助努力によるウイルス拡散防止」を促す情報発信を主体に置いた防疫対策がメインに成ってしまっている。

また政府が思い切った財政出動による対策や援助を行わないため、企業側も思い切った対処が行えない状況に陥り、結果的に末端で働く労働者にしわ寄せが行きつつあり、国民の不満が増大しつつある。


また政治家は、今回のコロナウイルス問題が、中国初の問題であるにもかかわらず中国批判を行わず、いまだに尖閣諸島問題等の領土問題等で圧力を掛けてくる事を取り上げもせず、友好的な雰囲気を作りたいがための援助を行おうとしている事も保守言論人と言われる人達の神経を逆なでする要素として働いているようです。


この政府や政治家の態度を体現するかのように、既存の地上波メディアでも中国批判が抑えられた番組作成がされている様で、「中国人も今回のコロナウイルス問題に対しては、日本と一致団結した対応行動を行っている」っぽい様な報道を行い、日本人の憎しみが中国人に向かわない様な情報発信を行っています。(逆効果だと思われますが・・・)

ブログ主が耳に挟んだ情報では「中国人が街中でマスクを配っている」とか言う、いかにも「中国人が日本に貢献しようとしているのか」の話も有りました。

(マスクが必要なのも、市場から少なくなっているのも、中国発の新型コロナウイルス問題対策と中国人の買い占めが原因と疑われています。数百枚か数千枚かは分かりませんがマスクを配るだけで、何故日本人防疫対策に貢献している風潮を作ろうとしているのか理解に苦しみます。むしろ中国人が率先して、「中国人の訪日を制限しろ」と声高に訴えるべきでは無いでしょうか?)


ともかく政府とマスメディアが一致団結して、渡航制限や物資不足の解決に尽力を尽くさない事で、国民が自助努力でも自分達の生命と健康を守れない状況を作り出し、今回のコロナウイルスによる国内的な混乱を産み出している様な気がして仕方ない今日この頃です。

なお追記すると、前回取り上げたコロナウイルスの変異に関してですが、インフルエンザウイルスと同じで、別々の型が存在し、それによって症状が変わるらしいです。少なくとも現時点では変異が早すぎて、すぐさま別種のウイルスになるため再感染するわけでは無いようです。(少し安心しました。要はインフルエンザと似たようなものと考えて対処するベきと言う事のようです)

関連リンク
コロナウイルスから発生する可能性の一考察


★「コロナウイルス保菌者率」と「インバウンド目標」
今回この様な対応を政府が取ったのは、「以前から目標を立てていたインバウンド目標を達成するため」と言う考察が有りますが、結果を見れば日本がウイルス拡散を促す国家として定義される事態を誘発させてしまい、逆効果になってしまいました。

原因として考えられている中国人訪日客に関しては、中国国内で海外向けの集団旅行が禁止されたため、個人旅客しか日本に来れない状況となり、現在は最盛期の三割程度しか日本に訪日していない状況に成って居ると言われており、そのため月間に日本に入って来るコロナウイルスの保有者は、数人から多くても10人程度では無いかと言う考察も有ります。

最も訪日中国人客に関しては、その分母が他の国の人に比べると圧倒的に多かった事を考慮した場合、「ソレでも十分多い!」と考える人は居ると思われます。

とは言え、この数値でさえも中国全土の人に対して検査を行ったわけでは無いので、どこまで正しい認識であるのかは分かりませんが・・・


このコロナウイルス騒動で「旅行業界」や「飲食業界」や「エンターテインメント業界」、また人が集まる代表的なシステムである「学校」に関係のある子供たちや子育て世代が、今回の騒動に巻き込まれ不利益を被っています。

とにかく「人の流動を加速させる業界」や「多数の人達が一か所に集まる業界」がコロナウイルス拡散の原因として考えられてしまい、それらのサービスに人が寄り付かなくなった事から損害が生じているようです。

政府もインバウンド目標を達成する為に、海外の高所得者向けの高級ホテル誘致目的で財政投融資で投資を促す政策を行うようですが、そもそもコロナウイルス保菌者と思われる中国からの渡航者を中途半端にしか規制ておらず初動の拡散を押し止められなかった事から、人々の不安不信を誘発させてしまい、中国人渡航者以外の海外訪日客を日本により付き難い状況を作ってしまうと言う愚策を誘発させてしまいました。

結果的に中国に対しての不振や特定業界への損害を加速度的に増大させる事から意味のない政策に成る可能性が有ります。


この様に真のコロナウイルス保菌者がどのくらい入国しているのかが分からず、日本国民が自分自身で感染から自分を守れない環境が構築され実質的な損害を被っている事から、中国人の完全シャットアウトを叫び、より苛烈なで強力な対応を政府に要求していた「且つての親政権の保守層」は、急速に反政権に舵を切っているようです。


★主席の訪日延期
今回の新型コロナウイルス騒動で、結果的に日本の保守層の対中感情が"より悪化"してしまいました。日本のマスメディアは日本人の対中感情が悪化していない様な報道を行っていますが、実際には悪化していると思われます。

この事を機敏に感じ取ったのか中国政府と日本政府との間で何らかの交渉が有ったようで、四月に予定されていた習近平の国賓来日が延期になったようです。(確定なのかな・・・?)

中国側としては、どの様な意図が有ってかは分かり兼ねますが、この数日間、コロナウイルスで混乱する日本に対して、マスクや防護服の援助を行い、日本が行った事に対しての恩返し的なコロナウイルス対策援助を行い始めました。

ですが日本政府やマスメディアの中国を「特別批判しない情報操作」をのせいで、結果的に国民の鬱憤が溜まり、日本国民の対中感情が悪化すると言う矛盾が誘発されてしまい、中国側も習主席の国賓来日を延期せざる得ない状況に成ったと考えられます。

逆に言えば、米中の覇権抗争が高まりつつある現状、地政学的に米中に挟まれ、経済的にも政治的にもどちらか一方に肩入れしたかのような態度を取りたくない日本が、意図的に国民の不満を中国側に向けさせ、中国側から日本への距離を取らざる得ないよう行動させるために、今回のコロナウイルス騒動における親中行動を取ったのでは無いかと言う考察を成立するのでは無いかとブログ主は考えています。

もしその通りなのだとしたら、日本政府の対応は外交的には、「まぁ悪くはない」と言う評価を与えても良いのでは無いでしょうか?

本当にそうなのかは分かりませんが・・・

-------------

以上を持って「政治家の親中姿勢にキレる保守」の考察を終了させて頂きます。

なお当ブログで書かれている事は、あくまでもブログ主個人の見解に過ぎませんので、間違い等が有るかも知れません。それらのリスクを考慮した上で閲覧してください。

本日はココまで!!


面白かったらポチっ!

とリンクをクリックしてね♪

    ↓


国際政治・外交ランキング

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村



nh01ai33 at 07:00政治 | 国際
プロフィール
ブログ主:無責任野郎
職業:今、無職

参考にした文献の著者
およびチャンネル、ブログなど

≪チャンネル≫
 地上波テレビ
 チャンネルグランドストラテジー
 THE STANDARD JOURNAL2
   アメリカ通信
 チャンネル桜
 虎ノ門ニュース(DHCシアター)
 国際政治チャンネル

≪経済評論家≫
 三橋貴明 氏
 藤井聡 氏
 上念司 氏
 渡邉哲也 氏

≪戦略家≫
 エドワード・ルトワック 氏
 孫子(兵法書)

・コメント欄について
 閲覧者様方のコメント入力フォームを削除させていただきました。
ランキング

国際政治・外交ランキング

ためになったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村
記事検索
  • ライブドアブログ