2017年08月06日

地政学基礎・バランシング&オフショアバランシング

今回から「帰ってきた地政学基礎」です。
全5回ぐらいで終わらせます。

第一回目は「バランシングとオフショアバランシング」です。

有名な地政学的戦略ですので、わざわざやる必要もないような気もしますが、一応分からない人向けなので……





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バランシングとは何か?

様は"バランスを取る事"である。

世界には多くの国々が有りますが、周辺諸国に巨大な国家が出来た場合、その地域の国家間の均衡を崩されるような状況が到来しそうな場合、周辺諸国が一致団結して均衡を維持し大戦争に成らない様にします。
戦争が全く起こらないわけでは有りませんが、大戦争に成らない様にする事はできます。

ただし、戦争に巻き込まれない国は、戦争特需や軍拡特需に恵まれ、金儲けすることが出来てしまう事が有ります。

つまり、

g01バランシング1


コレが

g02バランシング2


こうなります。

基本的に、台頭した国家が脅威になるのであれば、周辺諸国が団結する事に成ります。それ以外の時は、遠交近攻(遠くの国と友好関係を結び、近くの国と争う)の外交を基本として国家関係を築く事に成ります。


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そしてバランシングの外交政策で有名なのが、かつて英国が行っていた"オフショアバランシング"です。これは"オフショア(沖合)"と言う意味の言葉とバランシング政策を合体させたもので、主に海洋国家の島国が、多くの国が群立している大陸国家群に対して仕掛けるバランシング政策となります。

基本、島国は陸上国境を持っていないため、他国との国境線に軍隊を配備すると言う負担から解放されています。

対して大陸国家は、国境線に絶えず軍隊を配備していなければ成らないため、陸軍力の拡充を行えても、海軍力の整備を行えない事が多々あります。

海洋国家(島国)は、大陸国家群が統一され、海洋に出て来てしまうと、自国の海軍力を拡充しなければ成らず、軍事負担が増えてしまいます。

そのため海洋国家(島国)は、大陸国家群の諸国が統一され巨大な国家が生まれない様に、絶えず大陸に干渉し、大陸国家が海洋に進出できない様にする事が基本戦略となります。

・紛争開始の図

g03オフショアバランシング1


・大陸国家群が紛争に巻き込まれる図
g04オフショアバランシング2


・島国だけが一方的に得する図
g05オフショアバランシング3


統一された島国は、大陸国家の軍拡競争や紛争に巻き込まれるリスクが少ないので、たえず大陸諸国に干渉し続け血の雨を降らせる政策を取る事に成ります。そのため大陸諸国から逃げ出た資本や知識人が島国へ亡命し、海洋国家(島国)は豊かな先進国になる事が多々あるのです。

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今回はココまで
次回は帰ってきた地政学の「コントロールとバックパッシング」です。

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