2017年08月21日
2017年8月 インドと中国の間で紛争あるかも?
最近、印中国境のヒマラヤ地域が緊張状態に陥っているみたいです。
特にブータン王国の辺りです。ブータン西部のドグラム高地が中国との係争地となっています。そのため中国がブータンに大型投資と言う名の人員送り込みの実質上の侵攻こ行い、ブータンを挟んだ向こうのインドと緊張状態となっている。と言う状況の様です。
かなり危険な状態だと思います。
中国周辺の紛争誘発地帯と言えば、「南シナ海」「台湾海峡」「尖閣諸島」「朝鮮半島」となっています。
ブログ主がなぜ印中ヒマラヤ国境地帯が危険かというと、地理的位置から米国やロシアが介入しない可能性があるためです。朝鮮半島では米露が、尖閣諸島から台湾や南シナ海までは米国と対立しています。しかし、ヒマラヤ山脈の国境では巨大な海軍力を持ったアメリカや、北側のロシアと激突する可能性が無いので、逆に中国側としても国威高揚のための衝突を望み、そこから戦争となってしまう可能性が出てきてしまうのでは?と思うのです。
そうなればコレ幸いと、インドの同盟国であるロシアやアメリカがインド側に組し、中国包囲の冷戦が激化する可能性も出てきてしまうのです。
そして印中ヒマラヤ国境から南シナ海、東シナ海、朝鮮半島と戦線が一気に繋がりそこにインドの伝統的な同盟国であるロシアも参加する事により、中国を締め上げる状態を作り上げてしまう可能性が高くなるでしょう。
戦争にまで発展するかどうかは分かりませんが、なったとしてもおかしくは無いと思います。但し戦争になり完全な中国包囲網が結成されると、この冷戦体制は完全に中国の敗北で終わると思います。どれだけ中国が巨大になったとは言え、周辺諸国全てを同時に相手にして戦えるわけでは無いのですから……
中国は膨大な投資を海外から受けているため、経済成長が滞れば資本撤収が起きてしまいます。そして経済成長が低くなってしまった今、借金を返済するため次の資産を自国の力で作り上げなければ成らない状態となっています。そのため侵略をして資産を作り上げなければ成らない状態に追い込まれていると考えられます。かつてナチスドイツが侵略をせざるを得なくなった状態と、ほぼ同じ状況となっています。
中国は今まで色々な場所で、ちょっかいを出してきましたが、米露の壁に阻まれています。印中ヒマラヤ国境で、短期的にでも米露が干渉しなければ、一挙に世界を巻き込む戦争状態に突入するかもしれません。注視してゆきましょう。
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