2017年11月16日

ミサイル防衛→レールガン防衛


トランプ大統領が複数の国の代表者に「日本は北朝鮮が撃ったミサイルを撃墜するべきだったのでないか」と発言したらしい。

日本としては、この軌道ではミサイルが日本に着弾する事は無いと判断したからこそ、迎撃と言う手段を取らなかったと言われています。ですが日本人の目から見ても自国の安全保障を脅かされているのだから「練習がてらに迎撃しても良いのではないか?」と思う感情もある事も否定できません。

現時点の国際情勢を見た場合、北朝鮮が自国の安全保障の為にミサイル技術を磨かねばならず、試射するのであれば日本方面に行うしかないため、日本を刺激したくなくてもせざるを得ない状況だと言う事は分かります。

しかし、だからと言って表向き日本がコレだけ脅されていても何もしないと言う態度を取る事は、日本国民の立場でも不安を煽られてしまうと言うのも分かります。

トランプ大統領の発言は、それらの事を理解しながらも、この様な発言をする事によって、日本の立場を揺らがせて、本当に自国で国防する気が無いのではないかと言う雰囲気を演出する事によって日本防衛を肩代わりしている米軍及び米国の立場を高めたり、米国の武器を購入させたり、日本との経済交渉を優位に進めるための布石として行っているのでは無いでしょうか。

米国の軍事関係の知識人は、日本がミサイル防衛システムである陸上版イージスシステムである「イージス・アショア」だけではミサイル防衛に対しては不足していると言っている人もいます。もしトランプ大統領の発言と、米国の軍事関係の識者の発言を繋げたのであれば、これらの事は日本に米国の防衛兵器を買わせるための情報操作なのでは無いかと考える事も出来ます。(ブログ主も日本の防衛体制がこのままで良いとは考えてはいませんが……)



日本は、コレを機に技術力を磨いて防衛システムを作るべきだと思います。特に日本はソレが出来る技術が有るではありませんか。

即ちレールガン(電磁)防衛である。

レールガンとは、磁力によって弾丸を打ち出す射出兵器で、現在の爆発物で弾丸を打つ出す火器を遥かに超える威力と射程を誇る次世代兵器と目されている技術である。

日本は、このレールガンの開発に必要な、技術の多くを持っている。磁石や電気伝導体を製作する技術もリニアモーターカー開発関係の投資を行っていたため高い水準にある。近年高精度の人工衛星を大量に打ち上げ始めているため、位置認識技術も向上が予測されている。これらの技術を考慮すれば、レールガンによる弾道ミサイルを迎撃する技術の開発と向上も不可能では無いのでは無いだろうか。

電力の問題が若干不安を覚えないでは無いが、もし大量の電気を食う兵器を動かす可能性が有るのであれば、いざと言う時の電力供給の増強も行っておかなければ成ら無いため、平時の電力供給が増えて、国民の消費する電力増加とソレ伴う価格の下落も考えることが出来る。(イザと言う時に、安全保障関係で電力を優先利用されるために、民間の工業関係が割を食う可能性が有るが……)

この様に考えれば、現在日本が保有する既にある技術の高度促進によって成し得るであろうレールガンによるミサイル迎撃システムの配備を推進する事は、日本の国益になると考えることが出来ます。


唯一不安なのが、完璧すぎる防衛システムを構築したがゆえに、コレが世界に波及した場合に、核兵器の無力化が促進されて、核による緊張状態が無くなるために、逆に戦争をしやすい状況を招来させてしまうために第三次世界大戦が起こる可能性が出てきてしまうと言う事である。

その点を考慮した場合、慎重な技術開発と配備をしなければ成らないと思う。

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本日は防衛関係の妄想を少しだけ考えました。すでにある技術で若干の金銭を食う事がマイナスだが、その点にさえ目をつむれば、ミサイル防衛システムより現実的なのでは無いだろうか愚考しています。

本日はココまで!!



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