2018年02月01日

当ブログでの日韓問題悪化のまとめ、おさらい

今回は、ブログ主が主観で考察し続けた、日韓関係悪化問題に関する、まとめ、おさらい、となります。

ブログ主は、この慰安婦問題を知った時に、単純に「日本が昔悪い事をしたんだな」程度に考えて、深く考える事をしませんでした。ですが日韓ワールドカップ関連の事を仕事場の同僚に聞いてから日韓関係に興味を持つ事になりました。

そして昔から勉強が得意では無かったブログ主は、趣味であった地図鑑賞(地政学に発展)や歴史の考察(妄想)というモノを前提に、新しく興味を持った哲学的な見地からの考察も混ぜ合わせる事によって、これから書く事を考察するに至りました。

ネットを見ていると、日韓関係の問題に関してのブログは、「嫌韓」か「韓国人も悪い人ばかりでは無いよ」と言う感じのブログに集約されている様に思えます。

しかし、ブログ主は、リアリズム観点から国家関係を見なければ成らないと思っています。そこでは「民族の誇り」だとか「真実の歴史」だとか「日本人に冤罪を着せている」だとかと言うモノさえ、国家戦略の為に利用するべき存在であると考えています。

これから書く事は、それを前提に当ブログで取り上げた記事を再録する形でまとめたモノです。

では行ってみましょう。


★朝鮮半島に関わりたく無い日本?

日本と朝鮮半島の関係を語る時に、戦前の事だけを見ていると、間違った反日を容認する認識に囚われてしまう事が有りますので、そこに注意しなければ成らないとも居ます。

まず日韓は古来より、必ずしも良好な関係を築いた隣国同士では無かったと言う事です。

日本建国の前から、朝鮮半島は海洋勢力である日本と大陸勢力の間での緩衝地帯となっていました。日本建国後も、当時の日本の指導者が朝鮮半島にまで遠征している事が石碑に刻まれてたり口伝で伝えられていたりと、当時の日本と半島の状況が必ずしも良好で無かった事が分かります。

当然です。当時日本は海洋を通じで大陸と貿易を行っていた事が分かっています。貿易するうえで朝鮮半島南部を経由して貿易すれば、日本にとって朝鮮半島南部は大切な土地になります。そして朝鮮半島北部は、日本にとって大切な朝鮮半島南部の勢力を脅かす存在と認識し、それが日本国初の対外戦争である「白村江の戦い」に繋がっていくのです。

(白村江の戦いは、百済を助けるための戦争です。百済は朝鮮半島南西部を領する国で、対立している新羅は朝鮮半島中央地帯から東南部を領する国です)

朝鮮半島に執着すると言う事は、ユーラシア大陸に劣る生産力しか保有していない日本列島で、朝鮮半島の内部にある国境線を維持しなければならず、日本に存在している勢力から見たら負担にしかなりません。これは島国が陸上国境を持った時に、海軍と陸軍を同時に維持しなければ成らないため、軍事関係に国家リソースを費やさなければならず、負担にしかならないのです。

そのため、ある「白村江の戦い」以降、日本は朝鮮半島に深くかかわらない様にする国家戦略を取り始めたのです。




★本質は韓国の問題では無い、中露のパワーバランスの問題

ブログ主自身、現在の日韓関係悪化問題が歴史問題だと思っていたのは、日韓の問題に興味を持って最初の2年ぐらいで、それ以降は昔から興味のあった戦略や地政学の視点から考える様になりました。

地政学の観点から見た場合、この日韓の問題は、大陸国家、特に中国とロシアのパワーバランス問題であると認識しました。そして、そこにユーラシア大陸全体に、バランシング政策を行おうとする米国の思惑も加わり、現在の朝鮮半島の現状が作られているのです。



★米ソ冷戦で中国の台頭は決められていた

上記にも書きましたが、米国は海洋国家です。そして海洋国家として、そして新大陸を支配する覇権国家として、ユーラシア大陸に存在している国家に対して、常に自分達が支配する米大陸、旧大陸(ユーラシア大陸)からの軍事リソースが向かない様にする戦略が必要になります。

そして、第二次世界大戦が終わった後の米ソ冷戦で、米国は自国に向けられる軍事負担を分散する為に、ソ連の地政学的な潜在的敵国である中国に力を貸して、中国の国力を増強させソ連と対立する状況を作り上げる事にしたのです。

そのため覇権国家米国と対立したソ連の没落と、ソ連を圧迫する為に噛ませ犬として中国が有る程度の台頭をする事は、米国のバランシング戦略の観点から決められていた事なのです。唯一の例外が、日本と言う国が必要以上に中国に肩入れして、中国を米国が想定した以上の大国へと育て上げた事です。





★冷戦期に日本と韓国の関係が良かったのは、米ソ対立があったから

冷戦期、日本と韓国の関係が現在より良かったのは、ソ連と米国が直接「海」という高速道路を挟んで接していたからです。

第二次世界大戦終戦時に、どさくさに紛れて日本の北方領土を占領したソ連は、太平洋への道を手に入れました。朝鮮半島はソ連から米国への直接の侵攻経路では無く、あくまでも「侵攻経路(北方領土)に影響を与える事の出来る日本列島、……に影響を及ぼせる地域」である程度の認識に過ぎなかったと思われます。

そのため朝鮮戦争以降、朝鮮半島が直接戦争の舞台になる事は有りませんでした。

最も朝鮮戦争そのもので、当初ソ連が北朝鮮を支援した理由が、対米国よりも、むしろ統一されたばかりの中国を見越して、内満州包囲下に置く為の支援であった可能性も大いにあります。米国VS大陸国家勢力の観点からだけで朝鮮半島の存在を見るのは、ナンバーワンの米国と二番手のソ連の二国の対立軸からの視点でしかありません。(少なくても日本のテレビでは、その様にしか朝鮮戦争を論じていません)

そして冷戦が終了し、中国の台頭と米国とロシアの国力の下落により、朝鮮半島の戦略価値が、中国VS米国だけでは無く、中国VSロシアの緩衝地帯としての価値が増大したのです。ロシアとしては、ソビエト連邦時代とは違い、中国との国力関係が逆転されてのですから、少しでも有利に外交等を行える様に、朝鮮半島に影響力を持っておきたいと考えるのは当然です。

逆を言えば、中国の台頭が中国とロシアの対立激化の可能性が上昇したため、朝鮮半島で紛争が起こるリスクが上昇したと言えます。





★朝鮮半島から距離を置くのは日本の国益

上記で述べた「日本にとって朝鮮半島は重荷である」「中国の台頭」「米ソ冷戦からの世界のパワーバランスの変化」「米国の対ユーラシア大陸に対するバランシング」と言った諸々の要素を考慮した上で、朝鮮半島に関わり、紛争に巻き込まれ、軍事支出や経済支援支出させられてしまうのは、日本にとっては国益にはなりません。

これらの点を考えれば、日本の地政学戦略として、如何にして朝鮮半島から軍事的、経済的に距離を置き、負担を押し付けれない様な立ち位置に自国を置けるか、と言う事は非常に重要な事とります。

そして上記で記した通り、地政学と時間軸を考慮すれば、数十年前からこれらの事を予測できないわけでは有りません。少なくても中国と米国が対ソ問題で接近した時から、予測の中には入れておかなければならないと考えれられます。これの事から日韓関係を悪化させる事が日本の国益になる時代が到来すると考えて、日本国側から日韓関係を悪化させる処置を行った可能性が大いに有るのであのです。

日本にとって必要な事は、自国は朝鮮半島に軍事的に巻き込まれず、政治経済的に利用し、米中露の三大国を朝鮮半島情勢に関わらせる戦略である。(つまり現在行っている事です)




★反日するのに都合の良い部分をツマミ食いした韓国の負け!?

慰安婦問題にしても、それ以外の歴史問題にしても現在世界中で主流に成っているのは、残念ながら特定アジアの言い分です。日本の左派論客もその様に情報を振りまいてきた。

しかし世界ではどの様な事が言われていようとも、日本国内では嫌韓の風潮がかつてない程に高まってしまった。これほどまでに嫌韓感情が広まったら、韓国を助ける事そのものが、日本の国民の感情を逆なでする行為となってしまい、日本人にはどれだけ朝鮮半島でどれだけ悲惨な状況に落ちても、「韓国人など助けたくない!」いう感情に支配されてしまうでしょう。

本来はこの様な状況に陥るまでに、「日本は韓国に酷い事などはしていない」と言う情報も共に出ていたのだから、それを分析の上で国民に報道し分からせると言う政策を韓国政府が行わなければ成らなかっと思います。

にも拘らず一時期だけ行い、経済や産業が復興すれば辞めなければ成らなかった反日政策を行い続ける大義名分として、慰安婦問題に食いついてしまった。

これに関しては自国の正義を吹聴し、今まで行って来た反日教育や政策が、正しき事であったことを正当化しなけれな成らなかったこともあります。しかし韓国が反日を行う為の大義として慰安婦問題を利用出来てしまう状況を、日本のマスメディアや左派論客に作られてしまった事も致命的と言えます。

安易に他国の言論人の言っている事を信用すると、自国に有益な国家関係さえも破綻すると言う天然見本です。




★己の正義を信じ込ませて制御下に置く

外交政策において最も重要な事は、周辺諸国や関係国をコントロール下に置く事である。

決して勝つ事では無い。

そしてコントロール下に置くためには、かられが信じた事を信じ込ませてあげる事である。ましてやソレが自国の主観的な正義に関する事であるのならば、彼らは喜んでその情報を信じ込みに行くだろう。そして一度でも大言壮語した正義は、引っ込みがつかなくなるモノである。

この様に考えれば、「冤罪」を被る事が戦略的にいかに重要なのかも理解できるだろう。(感情的に納得できるかどうかは別として・・・)




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以上の事が当ブログで考察している日韓関係悪化問題の考察となる。

簡単に何が言いたいかだけ一言で書くと「別に日韓関係が悪化しても良いだろ」と言う事である。

日本の民間人は、何とかして友好的な関係を結ぼうと無駄な努力を行っているが、地政学的に見た場合、破綻前提で……、と言うより、破綻させる事を目的として外交を行っているとしか思えない事を行っているのだから、諦めも必要と思われる。

冷たい言い方になるが、自国以外の国は、全て仮想敵国である。という視点で外交を見なければ成らないとブログ主は考えており、その視点から日本の外交を評価した場合、「ムカつくが悪くはない」という評価に落ち着く。

日本人はもっと冷徹に世界を見た方が良い。

それが外交なのだ!



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