クジラ

2017年12月05日

少し前に起こった事を、取り上げさせてください。

いわゆる捕鯨の問題です。

一応、日本の海洋産業や漁畜に関係のある問題ですので、是非考察してみたいと思い今回取り上げさせてもらいます。


捕鯨問題と言えば日本国民から見た場合、白人連中に対して憤りを感じる人も多いと思いますが、これらに関しては国内産業の転換と言う面から考察すると、それほど悪い事では無いとブログ主は思えるのです。

これ等に関しては多くの陰謀説や風聞が流布されているのでソレらも取り上げた上での考察をして行きたいです。


★クジラとマグロと白人

一番最初に取り上げようと思うのが捕鯨問題に関してです。

大昔からでは有りませんが、ある程度の航海技術が成立してからの近世日本では、捕鯨が貴重な食糧確保や伝統として成立した歴史が有る事が有名です。

そして世界でも大航海時代以降、海に出た白人たちが良質な油を求めてクジラを乱獲しまくった事を歴史として学びます。

時代が流れ、現在、捕鯨を伝統文化にまでした日本が、捕鯨する必要の無くなった白人社会から捕鯨する事は可哀想だなどと言われ、批判に晒される事が多くなりました。

そしてこれ等の白人たちの発言に日本人も反発しました。あれだけ白人達が捕鯨をしまっておいて、する必要が無くなり鑑賞用意動物となったとたんに日本の捕鯨を非難して叩くようになった事に、二重基準を覚えて反発する日本人が激増したのです。同時に、同じ白人国家が捕鯨を行っても全く問題として取り上げない事も、日本人の感性を逆撫でしました。

これらの白人の行った事は、慣習国際法における「自分がやられて嫌な事は他人に行うな」の精神に反しており、日本人が人として怒りを覚えるのは仕方の無い事と思えます。

またオーストラリアや米国などの畜産業の強い国家の企業がスポンサーとなった日本叩きであったため、牛肉の対日輸出の為に、日本の食肉市場に出回る「肉」の価格をコントロールする目的で行っている、と言う風聞も出回りました。(事実だと思います)

そして、近年になって「マグロ」に関しても問題に仕立て上げられてしまい、日本の漁業産業にも難癖をつけられてしまう状況に成ってしまいました。



★特定アジアと台湾の日本近海の海洋資源破壊

日本の漁業を語る上で、取り上げなければ成らない問題が、特定アジア諸国と台湾の日本近海の不法操業問題です。

これ等の国々で工業化が進み、食生活が多様化する過程において、魚食が注目されて近年爆発的に消費量が増えてしまいました。

そして自国の周辺海域だけで食糧事情を賄えないこれら各国が、日本近海にまで来て、更には日本の排他的経済水域内での不法操業まで行うようになり、結果日本の漁業関係者が獲れる魚の量が激減して日本人の食卓に打撃を与える事になったのです。

それだけでは無く、世界的な漁業の総量規制によって日本人が食せる量の魚が更に減り、更にそれらの法整備の不備で漁協関係者の人達が被る被害が後を絶ちません。

また日本国政府や海上保安庁も海の上での実質的な法の執行に伴う活動を完全には行居ない状況に成っています。(不法操業の摘発や、不漁豊漁の年による漁業量の配分等の規制など)



★不法操業や捕鯨批判の野放しはショックドクトリン政策か?

これ等の日本海洋産業の打撃となる事態に当たり、日本政府は解決するどころか逆に放置や悪化させる対処をしている気がしてなりません。

捕鯨に関しての訳の分からない口実作り(調査捕鯨)や、近隣諸国の日本近海での不法操業の本格的な取り締まり放棄に関してです。

なぜ政府は、この様な事態を悪化させる事しかしないのでしょうか?


―――と、この様に考える人は多くいますが、一点、産業構造の変革と言う点を軸に見た場合、日本政府の行っている「愚かな行為」は必ずしも「愚かな行為では無い」と言う事になります。

即ち、「漁畜産業の発展」と言う観点である。



★魚の需要は無くならない

日本人がどれだけ魚が好きかは、われわれ日本人が一番よくわかっています。それを考えて場合、どれだけ日本の漁業を叩こうとも、どれだけ魚を食べれない状況に追いやろうとも、魚に対しての日本人の需要は無くならないでしょう。

それを考えた時に、どれだけ日本人の腹に魚が入らない様にする政策を、各国が行ったとしても、日本人は魚を食うため技術開発や投資を行ってしまうでしょう。

これ等の需要を考慮に入れた場合、今後日本人に無理やりにでも魚を食べれなくする様な政策を各国が推し進めた場合には、日本人が主導で「魚の完全な家畜化」を念頭に入れた投資を行い、漁畜推進をしてしまう事でしょう。


この様にどうしても失われない需要に足しての供給を無理やり絞る様な日本国政府の愚政は、結果として漁業の完全な畜産化を促す事になるのでは無いでしょうか?

いや、むしろ我々国民は「政府は分かっていて行っている」可能性を放棄しては成らないと思うのです。何故ならば日本と言う国は、唸るほどのマネーと飽くなき探求心を持った国なのですから。


★鎖国するのであれば良しとする

もともと土地が限られている日本が完全に、自給自足を達するのであれば、漁業の完全畜産化は避けられないでしょう。

そして、日本政府はかなり遠回しなやり方で、外国を利用し日本の安全保障を脅かすような事を行わせる事によって、漁畜産業の供給能力増大を達成しようとしているのでは無いでしょうか。先に取り上げた通りショックドクトリンと言うやつです。

これ等は日本が他国に頼らない体制を布くのであれば非常に優れた政策と言わざるを得ません。

日本人に「もう海外の国とは付き合いたくない。日本人は日本国内だけでやって行こう」と言う感じです。

更に例えるならば、「産業革命は日本は達成できた。超大国にもなった。世界的な不況だけど他国はムカつくし放置しようぜ!」とかなっても国を閉ざしてしまえると言う感じです。



おや?

そう言えば、世界的なバブルを煽りまくっている上に、それを崩壊させる事によって利益を得れる国が少なからず在りましたな~

何処の国でしたっけ?(笑)

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以上です!

とりあえず本日はここまで!!


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