世代の役割

2018年12月22日


前回は、現代の日本に存在している各組織の役割の考察を行ったが、今回は江戸時代から現代にいたる日本人の各世代が時の政府から与えられた役割に関しての考察と成ります。

前回に勝るとも劣らぬ気分を害する考察と成りますので、見たくない人は見ない方が良いかも・・・

前提として当ブログにおける日本の戦略思想のリンクを下記に張っておきます。

関連リンク

地理と歴史と資本の流れで見る日本の戦略まとめ
 ≪-1-≫ 
 ≪-2-≫ 
 ≪-3-≫ 
 ≪-4-≫
真・日本は世界の雛型論、日本と世界の歴史の類似(2018-11-13~17)
 -1-真・日本は世界の雛型論、では歴史は?
 -2-日本と世界の歴史の類似
 -3-現代世界は、日本の歴史で比較するといつ頃?

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★世代ごとの役割
以下が日本の各時代の政府が、国民の世代ごとに与えた役割と考えた事である。

ブログ主の考察したその時代の特性を「黒字」で、
時の政府が利用したその世代の役割を「赤字」で、

書くものとする。

①江戸時代(初期)
・戦の経験を有したものが多い世代
・百年に渡る戦乱の終了を経験
・限定されて人達だけでは有るが、積極的な海外進出
長く戦国時代が続いたため、食い詰めた浪人が多くおり、それらの人材は、朱印船貿易や傭兵稼業で海外に進出し貿易黒字を稼いだり、南蛮での勢力均衡政策に活用される
ヨーロッパに富を注ぎ込む体制が整えられたら海外に渡航した人達は鎖国で切り捨てる

②江戸時代(元禄バブル)
・とにかく消費と人口拡大が起こり、日本中を禿山にしかける
・大名は国民経済を回すために無理な借金をし続けなくてはらなない状況であったと言われている
・金貸は定期的に借金貸し付けを踏み倒される
・とにかく景気拡大の好景気
・海外に金の大量流出が起きる程の貿易赤字
海外に富を流出させるために消費させられた世代
・文化(日本文明)の発展に寄与した

③江戸時代(中期以降)
・徳川吉宗の時代で、バブル崩壊後の不良債権処理の時代
・恐慌経済だったため少子化に陥るが、海外から奴隷を輸入できるわけでは無いため不良債権処理が終了した後に少子化は終了
・上に居る将軍や大名が率先して清貧を保つ
・貿易に関してもほぼ完全に鎖国体制に移行
・産業の効率化がすすめられ、後に流出前提の金を貯め込こむ努力を行う
・不良債権処理以降も緊縮政策が定期的に行われていたようで、人口の拡大の無い時代
一つ上に行と、下記の項の五つ目の事から、将来的に米国に注入する為の金を溜め込むために利用された道具

④幕末世代
・フリーター多し
・職の無い侍も多くいたと言われている
・開国のドサクサで金流出が起こったため極度のインフレからなる経済混乱が発生
・戊辰戦争が勃発し明治維新により固定されていた社会階級が覆される
米国に「バランシングで他国を破壊し富を毟り取る蜜の味」を味合わせるために利用された生贄
・晩年には日本を世界の大国に育て上げた

⑤明治・大正世代
・若い頃に日露戦争を戦う
・日本を世界の一等国にした
・大正時代の光景を経験
・人生の末期に大恐慌と敗戦を経験
・晩年は努力しても報われない事もあると言う事を身に沁みさせられた


⑥戦前世代
・世界恐慌の時代で、不況により雇用の不安定化
戦争を体験(人によっては戦場に送られる)
敗北前提の戦いに駆り出され、アジア解放の美名に人生を利用される
戦後の周辺諸国の成立援助の為に、国内と海外に築いた富のほぼ全てを捨てさせられる
・戦後復興を主導
・平和な国を目指し、それを成し得る人材育成を行う
・日本が正義の国家では無い事は知っているが、邪悪の権化では無い事も知っている
・戦後になってようやく日の目を見た世代
・戦後の生活では金銭面では優遇を受けている
・不安定雇用の時代を生きたため、人を育てる事には熱心だったが、「人を育てる人」を育てそこなった

⑦戦中生まれ、戦後団塊世代(消費世代)
・貧乏な少年時代
・成長し社会進出するまでの間に、日本は復興し豊かに成る
・就職は引く手あまたで景気も良し
・バブル崩壊後に不況を経験(後の世代より人事権を持っているため若年世代に低賃金労働を押し付けが可能)
・政府により雇用と所得と資産を保護される
・政府の保護政策と金融緩和により資産の価値が下がらないため、資産を背景にした不労所得(配当)が保障されているので、消費税の影響は少ない
税制度と雇用の保護の観点から実質上自分達手で若年の世代に子供を産ませないように追い込まれた世代
・親特亜思想
・政府に批判的
・九条教の信者多し
先の大戦での不幸は、原因がすべて日本にあると信じる人多し、ただし捏造された歴史を教えられて為の行動
日本の戦略が極端な売国リベラル左翼政策になってしまうため、国民が反発して右翼化する事を予測して、国論が保守右翼側に傾き過ぎない様にするための調整弁
政府が国民に国民を殺させる為に利用した道具


⑧バブル世代(片足を不遇に突っ込んだ世代)
・初就職は何とかなった世代
・自分達より圧倒的に多い団塊世代と付き合う
・一旦首を斬られれば転落のリスクがあるが、即戦力と見なされる経験を詰めれている人も居る
・不良債権処理に巻き込まれ落伍した者は、かなり雇用が不安定化


⑨団塊ジュニア世代(生贄世代)
・若い頃には不況に突入
・ド不況の時代に社会に進出
・定職に就けずに所得も上がらない
・正社員として就職から外れれば、実力は無しと決めつけられ低賃金化
・人材育成されずに放置
・政府から所得と雇用の保護を受けれずにいる
・ある程度景気が回復した後も社会的風潮で企業は新卒を優先させたため、雇用は無視される
・所得が上がらないため資産が貯めれない。そのため不労所得が得られない
この世代以降が奴隷の如く低賃金で働けば、物価が下がり政府が赤字国債を発行し続けられ、他国に投入する為のマネーを捻出できる様になるので、そのための生贄

⑩平成世代(続生贄世代)
・生まれた時から不景気
・社会進出した事には人手不足で、雇用不安は少ない(ただし移民を受け入れるとそれも不安定になる可能性あり)
・歴史教育がオカシイと考える人が出始めている
・金融危機の不況を経験
・雇用は不安定だが、氷河期世代の雇用無視による人材育成失敗により、また人手不足の時代が来たため、雇用は改善
・雇用状況は問題は少ないが、雇用されてからの労働環境が良いかどうかは別(政府の緊縮政策と外国人低賃金労働者輸入政策により、雇用側が労働者側を低賃金で使い潰せる環境を作られてしまうため)


番外①:海外邦人の意義
歴史認識で日本人に着せた汚名によって、日本人以外の民族に迫害させるための生贄(これによって日本国民の団結力を高める)
外国人の為に命を掛けさせ貢献する事によって、日本国民の献身性をアピールする為の道具(上記の対比によって、日本国内から見た外国人の醜さを強調する為の道具としても活用)

番外②:移民の意義
日本国民に子供を作らせない行動に追い込む目的の低賃金化を進めさせる道具
一部犯罪を起こす可能性のある移民を、規制する事無く法律未整備で受け入れる事により、犯罪を誘発に利用され、日本人を外国人嫌いにする為の生贄


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★戦略家の罪と罰まで想定済み!?
ブログ主が、これらの戦略を計画し関わっていると思われる組織の人達に望むのは、いざと言う時には憎まれて報復を受ける事です。

本当に信念を持って行うのであれば、少なくても命を捨てる覚悟で、かつ自身が利益取得者にならない様にして推進しなくては成りません。

どれだけお国家ためと言う題目を唱えていても、他者を犠牲にする事によって自信が利益を得れているのでは、国の為では無く自身の利益のためになってしまいます。自身の利益に成った時に、その理想は地に落ちる事になるでしょう。

これらの国民を死に追いやる政策を推進する政治家や官僚や資本家に求める役割は、憎まれて報復対象となり「この様な悪行を行ってはいけない」と言う、一罰百戒の見せしめになる事によって社会を正常な方へ導く事です。

悲劇的な結末を迎えずに、利益を受け次世代に受け継がせるような事を行えば、「犯罪を行い得た富を子孫に譲り渡せば勝ち組である」と言う認識を国民に植え付ける事になり、「未来永劫に渡って法律を自身の都合の良いように変える事によって利益を得ようとする、政治家や官僚や資本家を大量に生み出して、政府がソレを裁く事が出来ない」と言う世の中を構築する事にも成り兼ねません。

ですので国家のためを思うのであれば、・・・否、国家戦略を前提に行っているのであればこそ、彼らは自信を法によらない方法で裁いてもらうのを前提とした行動を取っていると見なした方が良いのでは無いでしょうか?(本当に彼らがその様に思っているかどうかは分かりませんが・・・)

敗北し敗者となる事によって次世代の流れを作るのは、日本の歴史で何度も行われた事です。「幕末の徳川幕府」「西南戦争の西郷隆盛」など、これらの勢力は敗北する事によって新たなる時代を国民に認識させる材料として提供しました。(「体制の終幕」や「象徴となる人の殉教」を利用するのは世論のコントロールとして非常に優れた手法と言えます)

もしブログ主が政治家で、自身に利益を還流させる法案を、他者の犠牲を無視して通した場合は、「自身に憎しみの感情を抱かせ報復させ、社会変革の出汁として利用する」と言う意図で行うと思います。

以上の事から政治家や官僚の行っている事は、自身の名誉と命すらも社会変革の道具として利用した国家戦略である可能性も十分後思われます。

(現在「これらの政策を行っている政治家に復讐しろ」と言う意味では有りませんので注意してください)

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以上が日本の生存戦略において各世代がどの様な役割を与えられて利用されたのかの考察と成ります。

但し上記の考察は、当ブログで述べている「超大国を激突させ全世界をバブル経済の渦に叩き落し、日本の国益とする」と言う国家戦略を行っている前提で考察した予測に過ぎませんので、もしかしたら違う可能性も有ります。それらの事を前提の上で閲覧してください。

また最後の方で、国家戦略を運用している遂行者への報復を煽る様な文面も有りますが、必ずしも報復を扇動する意図があって記述しているわけでは有りませんので、「このブログ(日本の国家戦略を考察する無責任なブログ)でその様な予測があった、政治家や官僚への憂さ晴らしの報復の材料として利用してやる!」などの考え、犯罪行為を正当化する為の免罪符として利用するのはお控えください。

上記の注意文を書いた時点で、当ブログを利用しても「罪の減免目的で利用した」と認識されるだけですので、復讐等は止めた方が良いと思われます。(それも行うと言うのであれば如何しようも有りませんが・・・)


本日はココまでと成ります!

関連リンク
海外渡航した国民の富と生命を、日本政府は守らない!


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