対馬

2020年04月10日


前回からの続きです。

-------------

★琉球民族問題を利用しての侵略経路の提供
琉球民族問題における琉球独立に関しては、前々から公然と発信されていた事ですので、耳に残っている人も居ると思います。

この琉球民族の問題に関しては、セットに成っている「反日本政府の活動」と「反米軍基地活動」と合わせて見れば、より分かりやすいと思えますし、現在では対中姿勢を鮮明した米国が軍が駐留させ、中国との最前線に成っている事からも分かりやすいと思います。

日本としては、この琉球独立を押し立てる事によって、いざ沖縄が独立し中国と結びついたり、また中国が勝手な大義名分である「日米からの琉球解放」を謳った侵略を誘発させる事による、米中の更なる激突を御膳立てする事が出来るのです。

当然、沖縄の人達が独立して中国に対して侵略経路を提供すれば、日本国民は一切の国際的批判と侵略者としての汚名を避ける事が可能となります。

既にホットパワーの激突地と成っているだけに、北海道のアイヌ問題よりも分かりやすいかも知れません。

関連リンク
尖閣諸島と地政学


★対馬の過疎化と在日コリアンによる侵略経路の提供
沖縄や北海道の影に隠れ見えにくいのが「対馬の過疎化」と「在日コリアン及び流入韓国人」の問題です。

前々から問題に成っている対馬の過疎化の加速に対して、政府が過疎化を進める形で補助金を出したため、より対馬の自立的経済力が落ち込み、そこに外資である韓国人が渡航者として対馬に入り込み、経済が韓国に支配されると言う事態に陥りました。(更に現在、新型コロナウイルス騒動で更に切迫しているようです・・・)

この対馬を韓国勢力に売り渡すかのような政策は、直接的に大国間への侵略経路の提供に関係が無いように思えますが、対馬に進出する可能性のある韓国が「中露対立が生じた時、中国に付く可能性が有る国である」と言う可能性を考慮した場合、十分大国への侵略経路提供戦略として成立してしまいます。

関連リンク


★三大国や朝鮮半島だけでは無い。台湾も?
これら侵略経路の提供戦略において注意しなければ成らないのは、何も侵略をしそうな国家や民族だけでは無い。

侵略に関係なさそうな国家に関しても、「自国に向けられる軍事リソースを他国に向けさせるため」に、これら民族運動に加担する可能性も考慮しておかなければ成らない。

例えば、また台湾が北海道や沖縄の民族問題に間者を送り込む場合等がこれに当たる。

中国の侵略リソースが日本に向けられれば、それだけ自国に向けられる軍事圧力が減る事を意味しているのですから可能性としてはゼロでは無いと考えられます。

特に日本人と台湾人と中国人の見分けが、日本人の目から見ても付かない事が多々ある上に、日本人のフリをしてアイヌ問題に掛かろうとして中華人民共和国の侵略を誘発しやすい状況を確立したり、"日本人のフリをした中華人民共和国の間者のフリ"をしてアイヌ問題に関わる事で中国と日本の関係に亀裂を作ったりする可能性も考慮する必要もあるのでは無いでしょうか?


★民族問題が作られたのは?
これら日本国内での民族問題がクローズアップされ、あたかも大問題であるかのように発信され、他国の干渉が及びやすくなったのはいつ頃なのでしょうか?


アイヌ民族問題がクローズアップされ始めたのは、1973年のアイヌ革命論が出回って以降で、その後1995年にアイヌ民族の文化保護を考慮したアイヌ新法が成立しました。更に昨年の2019年にアイヌ新法がより補助金利権を伴ったモノに成った上で、アイヌ民族の定義が定義されない様な、「アイヌ民族のフリをして北海道に他国への侵略経路拠点を築きたい国家勢力に優位な法案」に成ってしまいました。

1973年と言えば、前の年に米国のリチャード・ニクソン大統領の訪中(ニクソン・ショック)が有り、米国の対ソ戦略において中国が重要視され、中国が米国を始めとする西側諸国からの投資が期待できる様になり、台頭する可能性が大きくなった頃で、

1995年は、例によって冷戦が終わり、ソ連の縮小と中国の経済大国化が初めった年です。

2019年は、中国が米国と本格的に対立し始め、その上で米国の巨大さを中国が痛感し、「これからどうしようか?」と戦略の見直しを行い始めた昨今です。


では沖縄での民族運動や沖縄独立運動の基盤が作られたのはと言うと、1995年に基地問題に対しての反対運動が起こった時で、また2013年に琉球民族独立総合研究学会が設立されています。

1995年は、冷戦が終結し、これから中国の台頭が確実になった頃ですし、

2013年は、中国が公然と米国と覇権争いの意志を表に出し始めた頃です。

(また学会を立ち上げたのは、あくまでも私立大学の教授や准教授であって、国立大学の関係者では無いので、一民間組織の一部の者達が勝手に行っているだけだと言う名分を立てれるようには成っています。直接国家機関に関係のある人が行ったり、国家から資金が振り込まれている場合、日本国政府が沖縄独立を支持している様にみられかねないので当然の配慮であると言えます。)

この様に日本内部での民族運動や独立運動の基点と成っている年は、米中露の三大国のパワーバランス変化において「決定的な事件」や「変化」が起こった時に起こっている点が重要と言えるのでは無いでしょうか?

情報発信地点である日本から、将来的に自国の安全保障を脅かす恐れのあるこれら問題がが生じているのは、何らかの意図が有って行われていると考える事が出来ます。

それが「侵略経路の提供による米中露三大国の激突のコントロール」を考慮したものであると言う推察は成り立つのでは無いでしょうか?



---------------


以上を持って「日本で作られた民族問題」の前後編の考察を終了させて頂きます。

無論、上記で述べたこれらの考察は、あくまでも「周辺諸国にこれらの行動を誘発させれる可能性が有る」と言うモノであって、日本国政府や日本に干渉したい周辺国が計画的に行っている事を断言するモノでは有りませんので、その点を注意の上で閲覧してください。

本日はココまで!

関連リンク

面白かったらポチっ!

とリンクをクリックしてね♪

    ↓


国際政治・外交ランキング

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村


nh01ai33 at 07:00

2018年12月09日



本日は、対馬と外交人旅行者と労働者移民に関する考察に成ります。

少し前に保守系チャンネルと言われているチャンネル桜を見ていた時(H30/11/29の"Front Japan 桜")、対馬が日本人の税金でインフラ投資されたまま、最高の状況で外国人(特に韓国人)に売却されている状況に成っていると言う情報が出てきていた。

本日はこれを当ブログで述べている日本が行っていると見なせる地政学戦略を通して考察してみる事にする。


関連リンク:



対馬と言えば、日露戦争における対馬海戦の行われた海域にある島である事は、日本人なら多くの人が認識している事である。

更に遡れば、鎌倉時代の元寇の折に、モンゴル軍(実態は朝鮮半島の人で構成された軍)によって、侵略を受け、日本本土の防衛体制を整備されるまでの時間稼ぎの場所となった島でも有ります。

この様な、良い意味でも悪い意味でも、大陸と日本を繋ぐ交通の要所として、日本と周辺諸国にとって重要な中継地となっていた地域です。

そして現在、日本が不況に入り経済が停滞する最中、対馬から多くの若者が都会に出て行き、人口減少から対馬の経済が自立できない状態に成り、そこに韓国人などの大陸の人が流入する事によって、現地経済が異民族に握られる状況に成りました。

これに対して日本政府は、現地に住んでいる人に生活の為の援助を行うなどをしているが、これが島内の人が他の地域に行く時の費用援助であって、県外の日本人が対馬に行くための援助では無いため、対馬経済に何の得にもなっていない上に、逆に島内の人が島外に出て行くための推進剤として機能してしまっていると言われています。

このため益々対馬経済が、外国人旅行者に依存するようになってしまっていると言われており、日本国政府が行っている政策は、対馬に住んでいる人のための成っていないどころか、マイナスの結果した出していません。他にも日本国民の税金でインフラ整備をした地域に、土地目当て、もしくは商売目当てや、更に言えば侵略目当てである可能性も有る国の人を惜しげもなく流入させている事も問題です。


数年前のロシアのクリミア併合の件を見ても分かる様に、一定以上の民族の影響が国家における外国勢力の干渉を招き、分離独立や軍事侵攻の誘発をもたらすと言う現実がある事を考慮すれば、日本政府は韓国人や中国人の流入や土地購入を許している状況は、むしろ侵略を誘発したいためと解釈が可能となります。

これによって迷惑を被るのは、現地の対馬の住民と、商売目当てに流入した中国人と韓国人、そしてロシア人と、もしかしたらアメリカ人も被害を被るかも知れないのです。

なぜか?

ソレは対馬が「日本から大陸へ、大陸から日本へ」への交通の要所だけでは無く、「東シナ海から日本海へ、日本海から東シナ海へ」の海洋ルートの要所しての面も持ち合わせて居るからである。

この島が日本の所有物である場合と他国の影響下にある時とでは、その意味合いが変わってきてしまう。

対馬は古来から現在まで日本の領土であったが、これが他国の奪われた場合、どの様に外交環境が変化するのかを考察してみようと思う。


★韓国から見た対馬
韓国は、現在最も対馬への旅行者送り込みや産業投資を行っている国と言える。この行動を見て日本の保守層と認識されている人達は「このままでは対馬が韓国に依存し、最悪侵略される恐れもある」と述べている人も多くいる。これはあくまでも日本人の保守層と思われる人達から見た事だが、これを韓国の視点から見た場合、どの様な認識が成立するのだろうか?

韓国の人が純粋に旅行や産業投資を行っているだけであれば、日本から見た場合は「対馬の活性化を行ってくれる援助者」なのだが、領土的な野心があった場合は話が別です。

考えられる理由は、純粋に日本の領土を奪おうと言う目的で行い、対馬自体の征服か? 更にその向こうにある本土に対して攻撃を加えるための橋頭保として対馬を欲しているのか? 何方にしてもナショナリズムの視点での行動と言う可能性が有ります。

もう一つの可能性は、日本以外の周辺国に対して、東シナ海から日本海への海洋ルートのコントロールを行おうとしての行動である可能性である。

更に付け加えるのであれば、中国からの渡航者も居る事を考慮した場合、中国の影響力が対馬で拡大しない様にするための戦略として、経済的な投資を行っている可能性もある。これは対馬が中国の影響かもしくは領有化に入った場合、韓国は西部だけでは無く、南部も中国と接するようになるため、ヤル気を見せない日本の代わりに行おうとしている可能性である。

また、もし北朝鮮が中国の影響下から抜け出れない場合、ロシアと中国の関係悪化が起こった時には、日本が中露のどちらに就くかが分からない現状では、対馬を韓国の領有下に置いた方が外交の幅が広がると言う考えも出てくる。

これは日本が大国に侵略経路を提供する戦略を行っていると見なした場合、対馬を韓国が保有していれば、韓国が対馬海峡をコントロールする事によって、少なくとも中国とロシアに対して、海洋通商路の提供による自国の価値の提示が可能となるため、安全保障に繋がると考える事が出来るのです。


★中国から見た対馬
中国から見た対馬は韓国よりは単純で、対馬を保有しているかどうかでは「対ロシア」及び「対米」及び「海洋ルート確保」の戦略において、大きなアドバンテージを得る事が出来る。

第一に、対ロシアと言う意味は、対馬に人を送り込み中国の領有下、若しくは影響下に置く事が出来れば、対ロシアを見据えた日本海進出戦略を有利なモノとする事が出来る。更に当ブログでも、また保守系情報サイトでも述べられている日本の北海道に拠点を持とうとしている事を含めれば、オホーツク海のロシア原子力潜水艦への対応戦略とも連動させる事が可能となる。

更に朝鮮半島で北朝鮮が敵に回っても、対馬を押さえ海洋から韓国影響を与えれる状況を確保する事が出来れば、韓国を中国側に引き留める事が可能となり、朝鮮半島情勢を有利に進める事が可能となる。

第二に、対米戦略としては対馬を手に入れる事が出来れば、日本に駐留している米海兵隊と韓国に駐留している米軍のラインを断ち切る事が可能となるため、朝鮮半島での影響力を拡張する事が可能となる。

つまり対米と対露の双方を視野に入れた場合、陸上国境から米国を遠ざけ、且つロシアに対して有利な状況を作る双方の戦略を考慮すれば、対馬制圧は非常に合理的な行為だと考える事が出来る。


★米国から見た対馬
米国から見た対馬は、一応日米安保の対象に入っている地域で、条約的にも守らなくてはならない地域である。と言う事以外では、あまり守る必要性は無い。

何故ならば上記で述べた様に、中国と韓国の双方の思惑があったとしても、朝鮮半島から撤収できれば、韓国に張り付けている軍隊のコストから逃れる事が出来る。
米国としては、韓国を切り捨てても日本さえ確保していれば、防衛負担は減る上に中露の間を破綻させれる可能性が有るので、むしろ米国としては対馬を売り渡すかのような外交を日本に強要させる事が米国の国益になってしまう。

そのため日本に対馬を諦めさせて、尚且つ安保の対象として米軍を投入しなくても良いという確約を得れる様な外交を行うのでは無いかと思われるのだが……

日本国民の「米国は日本を守ってくれない」という認識を誘発させ、米国から中国かロシアに走られるくらいなら、やはり対馬を守った方が良いと思われるので、さすがに米国主導で対馬売国が行われるとは思えない。


★ロシアから見た対馬
ロシアから見た対馬は、米国よりは切迫している。これは韓国に抑えられた場合は問題は少ないのだが、中国に抑えられたり、中国と韓国の同盟勢力に抑えられると、日本海どころが朝鮮半島自体が中国に飲み込まれる恐れがあるからだ。

最もそうなれば、ロシアは安全保障の確保の為に米国と本格的な同盟を組む可能性が有るため、日本としては対馬を手放す事が、より広範囲の戦略的同盟関係を確保する事が可能と成る可能性が有るので、日露両国にとって必ずしもマイナスになるとは限らない。

とにかく中国以外の国が対馬を確保している事に関しては、ロシアは容認するかもしれないが、中国が対馬を領収しようとした場合、ロシアが介入してくる恐れが出てくる。


★日本に出来る最高の戦略

前述の事から対馬は、周辺諸国の通商ルート及び侵略経路及び防衛拠点としては、非常に価値のある土地と成っているため、日本としては「対馬の位置を逆手に取った周辺国の疲弊戦略を行う事が国益にな」ると考える事が出来る。

つまり・・・

いま日本の取って求められる戦略は

何もしない!

周辺諸国が対馬情勢に介入し、踊り狂い、疲弊するまで静観する!

以上!


★対馬は沖縄より危険地帯
地上波テレビでは、韓国の旅行者の事しか取り上げてはおらず、安全保障リスクが無視されています。

逆にネットでは韓国の侵略リスクを煽る事ばかりが述べられているが、数百年前とは対馬の戦略的な価値が全く違うにも拘らず、それを無視して大陸と橋頭堡の関係が全てだった時の事を持ち出して危機感を煽るのは何か違うと思います。

むしろ最初に日本国政府が行っていると述べた、まるで対馬の人が対馬以外の地域への流出を加速させる政策は、「いざ戦場に成った時に一人でも被害が少なくなるように仕向ける為の政策では無いか?」と推察する事が出来るのです。


-------------

中国は現在海洋においては、南シナ海や尖閣諸島ばかりで活動しており、そちらが大袈裟にクローズアップされているが、侵略リスクと言う点では、中国とロシアの力関係の変化から生じる地政学リスクの方が高い可能性が有るため、中露対立に関係のある地域に方を注視していた方が良いと思うと言うのが、ブログ主の考えと成ります。

正直なところブログ主的には、沖縄よりも対馬の方が千倍ヤバい、と言う認識をしていますので、その様な考え方も有ると言う事を知っていただければ、記事を書いた甲斐も有ると思います。

本日はココまでと成ります。

面白かったらポチっ!

とリンクをクリックしてね♪

    ↓


国際政治・外交ランキング

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村



nh01ai33 at 08:00
プロフィール
ブログ主:無責任野郎
職業:今、無職

参考にした文献の著者
およびチャンネル、ブログなど

≪チャンネル≫
 地上波テレビ
 チャンネルグランドストラテジー
 THE STANDARD JOURNAL2
   アメリカ通信
 チャンネル桜
 虎ノ門ニュース(DHCシアター)
 国際政治チャンネル

≪経済評論家≫
 三橋貴明 氏
 藤井聡 氏
 上念司 氏
 渡邉哲也 氏

≪戦略家≫
 エドワード・ルトワック 氏
 孫子(兵法書)

・コメント欄について
 閲覧者様方のコメント入力フォームを削除させていただきました。
ランキング

国際政治・外交ランキング

ためになったらポチっ!
とリンクをクリックしてね♪

にほんブログ村 政治ブログ 国際政治・外交へ
にほんブログ村
記事検索
  • ライブドアブログ