弱者

2018年07月05日

今回は「強者と弱者の立ち位置が変化する時」と言うタイトルで、強者と弱者の力関係がどの様な要素で変化して行くのかを考察して行こうと思います。


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では強者と弱者はどの様に決まるのでしょうか?

肉体的に強い強者が暴力を振るい、弱者を傷つけた場合、その強者は罪に問われる事になります。

例えば、男性が女性とケンカした時は腕力の強い男性が批判に晒される事が有ります。女性の方が男性より力が弱いので、どうしても男性有利な腕力勝負のケンカとなるため、有利な男性が女性に対して慮る対応をしなくては成らないと言うのが社会的な風潮となります。この場合、腕力と言う要素だけ見た場合男性有利ですが、腕力の弱い女性を守ろうと言う社会的な風潮をプラスした場合、逆に男性が周囲からの圧力に晒され男性の方が弱者となる事があります。

この場合、結果を見れば弱かったはずの女性が、社会的倫理観に守られ実質上の強者となります。

しかし、この社会的倫理観を悪用し強者となった女性が自身の立場を武器に、男性に対して不当な行いを行えば、強者が自身の立場を理解した上での不当行為を行った事になり、今度は女性が社会的倫理観の批判に晒される事と成ります。

この様に「個人の強さと、社会システムにおける立場の強さは、時として社会の風潮で変化する事が有るので注意しなければ成らない」と考えなければいけません。

決して現在の強者と弱者の関係が、今のままの状態で続いてゆくとは限らないので、その点は注意しなければ成らないと考えられます。


★痴漢問題、男女の間での認識の差

男女間における代表的な軋轢問題として挙げられるのが、公共交通機関での痴漢行為での問題です。

男性が女性に対して痴漢を行うと、証拠が残り難いため、痴漢に遭った女性が泣き寝入りする状況が続いた。そのため社会的な流れから女性を擁護すると言う風潮が作られる事になった。

その結果、訴えれば証拠が無くても痴漢行為として認知されると言う悪法が生まれてしまい、今度は一部の男性が痴漢冤罪に巻き込まれる悲劇が起こり始めた。

そしてその冤罪を着せられない様にするための対処法がいろいろ編み出され、その結果として交通機関を停滞させる様なトラブルが起こり、多くの人が被害合う状況が作られる事になった。

この様に痴漢問題で女性優遇の一つの対処を行えば、それを利用した犯罪の誘発を招くと言う問題をもたらした。このためこれら痴漢問題に関して女性は必ずしも弱者の立場にいるわけでは無くなってしまった。

現状で求められている痴漢問題関連の解決方法は、痴漢そのものが起こり難い状況を如何にして作り上げるかに変わりつつあると思われます。

例えば、電車で女性専用車両を用意するなどの対応が有りますが、この様な対策が痴漢犯罪と冤罪の双方を作らないシステム作りの正道とも言えるでしょう。ただしこの場合でも、女性は「女性専用車両に乗らずに男女共用車両に乗るため」問題の解決に繋がらない場合もある。



★政府は意図的に法の抜け穴を作っている

痴漢問題でも見られる様に、本来は「法律を作れば問題が解決する」と考えるのは間違いで、実際の犯罪が起こり難いシステムを作り上げる事が、犯罪の抑止に繋がります。

ですが現在の政府の対応は、合法的に道徳に反する犯罪を起こせる様な法的抜け穴を用意する事によって、男女間の不和をもたらし実質上の少子化政策を行っている様にしか思え無い事をしています。

しかし、当ブログで何度も言っている様に、グローバル化が進む世界に置いて、世界に依存する様な国家になる事は非常に危険であると言えます。

そのため「経済を不況にしたり少子化させる事により、国家が消費するエネルギーを少なくし、海外から輸入するモノやサービスを少なくする事により、対外依存率を低下させる政策」が国家が生存する為の政策として正しい政策となる事も有るのです。


同じような事で取り上げることが出来る問題が、セクハラ問題です。このセクハラ問題に関しては、米国でも同じ事になっていますが、女性の人権を守ろうとするあまり「主観的にされたら嫌な事」を全てセクハラの範疇に収めてしまい、結果的に男性が女性に近づく事さえも拒否する様な社会的風潮を作ってしまい、男女間の恋愛関係の成立さえも遠ざけてしまい、少子化に一役買ってしまう状況を作り出してしまっているのです。


★追加で・・・セクハラの定義?
皆さんはセクシャルハラスメントとは何だと考えていますが?

セクシャルハラスメントの定義に関しては、性差を論って不快な思いにさせる事と考えている人も居るようですが、あくまでも職場や学校で行われる事がセクハラ該当(本来はワイセツ行為)する事で、それ以外の所で性差による不快を他者から与えられたとしても、セクハラに当たらないと言う意見も有りますので、社会一般に言われているセクハラの定義は、時代が進む事に拡大解釈されまくっていると思われます。

ブログ主の考えてとしては、個人的な快不快を持ち出しても、一人ひとり「して欲しい事」と「して欲しくない事」は違いますので、して欲しくないからと言って全てをハラスメント扱いにして良いわけでは無いと思っています。

その様に考えた場合、セクハラの定義は、「世界中の人達もしくは一つの文化圏の人達が、平均的に他者にされたら不快に思う行為」と定義して運用した方が良いと思えます。

更に付け加えるのならば、「性差を連想させる不快な行為」では無く、「性行為及びソレを連想させる不快な行為(ワイセツ行為)」と定義してセクハラ対策を行った方が良いと思われます。

「性差を連想させる不快な行為」は、あくまでも受けての人生経験による主観により快不快が決定されるので、これに関しては「相手が不快なのでやめてほしい」と言われた時に初めて辞めれば良いと思います。

逆に「性行為及びソレを連想させる不快な行為(ワイセツ行為)」に関しては、他人に言われなくても一般常識として、社会に出る前に教育で教えておくべきだと思えます。


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以上で強者と弱者の立場の違いに関する考察を終了します。
今回の事に関連して、戦略論の「パラドキシカルロジック(逆説的論理)」や「陰陽論」も重要な考え方の一つのなりますので、リンクを張っておきます。

そういえば、ついこの間まで(現在でもか・・・)セクハラ問題などで国会を空転させている状況が続いていましたが、その後どうなったのでしょうか?

正直興味が無いので、その辺りの情報は一切と言っていい程見ていません。ぶっちゃけあんなあほな事を行うと国民が更に政治に絶望してしまいますので、せめて真面目な政策議論を行うフリだけでもいいので、ちゃんとして欲しいです。


本日はココまで!

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